奈良町(奈良のオールドタウン)にある元興寺(がんごうじ)を、偶然にも拝観しました。
元々の予定があり、その場所に向かって歩いて行く途中、多少の余裕時間があったので案内看板に誘われてついここに入ってしまいました。
ボランティア案内の方に丁寧な説明を受けて、このお寺は、日本の仏教寺院の始祖であることを知り、お得感いっぱいでした。
6世紀に中国から伝来した仏教の受容をめぐって蘇我馬子と物部守谷の対立があり、蘇我氏が勝利して仏教が当時の国家宗教としての地位を確立しました。
その馬子が奈良県高市郡の飛鳥に初めて法興寺(飛鳥寺)を建立しました。和銅3年(710)奈良に都が移された時(平城遷都)、お寺も「平城の飛鳥」の地に移って元興寺と名を改められたとのことです。(飛鳥にも、飛鳥寺が残っていて飛鳥大仏があります)
その時代の変遷を表す屋根瓦がいまも国宝極楽堂と国宝禅室僧坊の屋根に残されていました。
現在の「奈良町」は当時の元興寺の境内に位置しています。
「かえる石」、豊臣秀吉が気に入って大阪城にあったこの石がなぜかお寺の境内にあります。
拝観して出てくると、門前に酒屋さんがあり、
とても暑い日だったので、
冷たいギネスを注文してしまいました。
さらに奈良町を目的地に向かって歩いて行くと、
清酒「春鹿」の造り酒屋がありました。
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伝統ある奈良ホテルに到着。卒業した高等学校の合同クラス会に参加して、なつかしい同級生たちと再会し懇親を深めました。