朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

白龍園の紅葉

2013-11-16 | 京都の文化(秋)
昨年から季節限定で公開が始まったこの庭園で紅葉を楽しみました。



叡山電車の二ノ瀬駅(鞍馬の2つ手前)から歩いて10分。10月26日から12月1日の期間、1日100人限定です。



個人(会社)所有の庭園で、子供服の青野(株)の創業者が50年前に趣味で造園を始めました。

現在は三代目の社長と社員さんその家族たちが大切に維持しています。



この大きな石灯籠は、寛永寺(東京上野)にあったもので上部の笠石に葵の御紋が彫り込まれています。米国ワシントンD.C.ポトマック河畔にもほぼ同じ灯籠があり、もとは一対であったと察せられています。



丘の麓には池がありその上のカエデが赤く輝いていました。(11月14日)



あずま屋「鴬亭」に座って、額縁風に鑑賞します。



「百発百中」、日露戦争の日本海海戦の指揮をとった東郷平八郎元帥の言葉だそうです。



鞍馬石干支灯籠には、干支の動物が彫り込まれています。



鞍馬は、鞍馬石の産地としても好事家にはよく知られているとのこと。



龍吟亭の障子窓からみる木々。

初代社長、二代目、三代目と手作りであずま屋を建てていると聞きました。現在、5つあります。

園内の谷間を進むと、大きな杉の下に社が二つ並んでいました。



「八大龍王(不老長寿)」と「白髭大神(商売繁盛)」です。

この神様の一文字づつを頂いて、「白龍園」と名付けられています。

山の斜面を少し登ると、鞍馬川谷の眺望がひらけます。



真っ赤に色づいたイロハカエデ。多分。



ほとんど知られていない場所なので、静かに散策することができました。



谷間の湿度に守られて緑の苔がとてもきれいでした。



青野さんと社員のみなさん、ありがとうございました。
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