玄米ごはん族のあしたのたのしみへ

玄米と野菜、果物で今日から明日へ。農業と穀物菜食の日々

勝手にやっている

2019-10-27 00:26:13 | 
 今日は暖かく風もなくすごしやすかった。台風で取り外しておいたパイプなどを壁に取り付け外へ出した。
 その時、作業場の基礎がえぐられていることに気がついた。



 コンクリートの基礎の下に土がない。暴風雨で土がえぐられてしまった。父が徹底した除草剤散布で草一本もなくしているので土がフワフワブカブカになっているところへ、大暴風雨だ。下のほうの土まで流された。
 これでは作業場が傾いてしまう。資産価値の維持ではなく棄損だ。
 資産価値を減らしてくれ、と言わなくても自動的に減っていくが、これは損害を与えている。除草など全く頼んでいないのに、いったい何をしているのだろう。除草ではなく除価だ。

 十年近く前、空から毒が降ってきて有機栽培最大の危機を迎えたが、今年は台風で資材置場を一部壊されついでに全部解体撤去して後、どうやって農作業をするかと考えていたら、わけのわからない綺麗好きな薬漬けの手が人為的に資産価値を棄損するようなことを進めていた。
 傾いたらこの作業場も廃棄処分にするのか、そうせよと言っているのか、この向こうには重量物が置いてある。傾いたらそれが使えなくなる。わかっているのだろうか、わからないから、徹底除草をやっているのだろう。資産棄損に気がつかない。自分には関係ないから。

 たいがい、何度言ったらわかるんだ、と大きな声で言い聞かせるのだが、話をしに行かない。怒髪天をつく状態のはずだが。

 ここまでやるのか、と感心している。徹底してやる、ということをしない人間は目的と手段を取り違えるようなことはまず、ない。途中でやめてしまう。とことん視野狭窄に陥らないとこういうことはできない。
 何がここまで結果を見えなくしているのだろう。どうやったらここまで自然を壊せるのだろう。それが資産価値棄損になるのがどうしてわからないのだろう。

 今回の台風のようなことがなければ基礎がえぐられるようなことはなかった。
 だが、綺麗に、綺麗に、綺麗に、綺麗に土がなくなった。がんばって除草剤散布で草一本なくした大成果だ。土も流れてきれいさっぱり。大成功だ。これほど効果が出たのは台風のおかげだ。台風様様。


 父は台風に感謝しないといけない。二つも来たんだし、お礼しておいたほうがいい。今度は、建物を浮かせよう、基礎の下をもっと綺麗にして何もないようにしよう、協力してくれ、とお願いしておけば喜ぶよ。ついでだから傾かせて解体させちゃえ、と台風の力を使ってもかまわない、遠慮しなくていいからどんどんやっていいよ。 
 嫌気がさした人間は、どうせなら山の高いところに作って一画を住居にしてーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーそんなにウンザリしてはいけません。

 これから土を盛って復旧作業だ。尻拭い、後始末は、常に、怒髪天をついている状態の人間だ。他に誰もいない。数十年前から年中行事になってる。たった一人。特に孤独な作業だ。原因を作った人は自分がやったからだ、という認識は、全くない。あればやめるだろう。これはこれで徹底ぶりに感心する。それほど綺麗にするのが重要なのだ。

 除草剤をまいた後に種をまく、何度除草剤をまいてもその後に何度でも種をまく、と言ってあるが、土そのものをなくするとは、すごい、種をまけない、本当にすごい、台風と人知のコラボレーション。

 究極の美ーーーー土もない、何もない。これが望みだったのだろう。これ以上綺麗にはなれない。きれいさっぱり、とはこのことだ。何もない空間の、想像困難な、何の様式もないところの、美。こういうのを虚無、というのでは。虚無美、うすら寒い。

 普段、どれだけ視界が狭まっているのか想像もできない。目は字を見るのが困難、耳は補聴器なしでは聞こえない、足腰痛いで歩くのがたいへん、脳はすでに、情報処理能力をセンサーがいかれた分、失っているにちがいない。
 手は動く、手は。
 損害を与える手。自分のため、だけ、に使っていれば誰も文句は言わないのに。

 あの手は、築山を堤防がわりにしても徹底した除草剤散布で草一本なくし、万が一の洪水の場合、築山が水流で崩れるのを見ても自分のせいとは決して認めないだろう。築山堤防の一角が崩れるとすべてが終わる。家は汚水汚泥の中だ。最初に自分の家の周りの土砂が家の中に入り込んで満足か。
 あの手がある限り、すべては無駄になる。だが、無駄になることがわからないだろう。

 しかたがないので、こちらの家だけ1.5m棚断熱材シート床方式に改造する。記録的な大雨の場合、母屋は床下浸水を覚悟し、洪水が引きはじめたら汚泥汚水が固まらないうちにすぐに排出作業を行わなければたいへんなことになる。
 また、尻拭い、後始末だ。
 しかし、ほっとくわけにはいかない。

 そうすると、
 あの手が除草剤散布をやめたら、などと考えていては遅い。すぐに築山堤防工事にとりかかる必要がある。そして種をまき斜面が崩れないようにする。除草剤をまかれてもそのたびに何度も種をまく。数年は洪水がないのを願うばかりだ。草がそろわないうちに洪水が来れば一角が崩れる。終わりだ。
 どのみち、堤防は最悪の降水量には堪えられない高さしかないから、あきらめもつく。その時は、最悪の洪水が来たと思うにちがいない。小さい洪水でも壊れるほど斜面はもろくなっているが、そんなこと気にもしないだろう。
 

 みんなそれぞれ自分の能力を発揮するようにしているのは、わかる。
 台風も今や史上最大を更新中だし、ただの低気圧も前線を隠して忍び寄り大雨を降らせて大迷惑を更新中だ。

 ここでは尊敬されるべき年寄りが寄りつかれないでかわいそうにも軽蔑されお知恵を拝借など言われたこともない分、台風、低気圧と並んで資産に損害を与えている。
 
 勝手にやっているのだろうが、大迷惑この上ない。何もしないでくれ、と言っているのだから、楽なはずだがあの手が動く。

 これからやることは決まっている。

 種まきーーー地面の緑化
 洪水対策ーーー築山など

土を盛って、種をまき、草を生やす。

土を流して、除草剤をまき、草を消滅させる、をやっている身近な人とはすべてに正反対。

 無駄なことになるなら、あきらめてやめれば。いつ、無駄になってもおかしくないリスクを抱えているのだから。工事のリスクは最低にしないと。千年に一回のデータに基づいているなら、延期したほうが良い。 
 来年の夏までに完成するにはーーー


コメント
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