行政書士中村和夫の独り言

外国人雇用・採用コンサルティング、渉外戸籍、入管手続等を専門とする26年目の国際派行政書士が好き勝手につぶやいています!

行政書士事務所で離婚相談を受ける件数が増加する最大の理由とは!

2013-06-15 10:01:09 | 行政書士会千代田支部

 来る7月29日に行なう、千代田支部主催の研修会のテーマである、

 「行政書士事務所の経営術」私達はこうして行政書士を開業した!

 成功している実務者から開業・経営術を学びます。

 で、3人のメインスピーカーである講師の先生方の事務所訪問

 をしているのですが、最後の事務所訪問として、

 千葉県船橋駅近くにある、中谷綾乃先生の事務所である

 CTC行政書士法人に、昨日14日金曜日にお邪魔しました。

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  先生の開業秘話は、7月29日をお楽しみにして頂くとして、

 最近、離婚がらみの相談が増えているとの事でした。

 ところで、もう12~3年前の事で恐縮ですが、

 以前所属していた共同事務所にお越し頂いた女性が、

 「弁護士さん達は、冷たいんですよ!」

 「こうこうだと、こうなりますから、どうされますか?と、

 事務的に法律論を淡々とお話しされるのですが、

 私達が聞きたいこと、相談したいことは、法律論ではないんですよ。

 先ずは、こうなってしまった実情というか、事情というか、

 愚痴を聞いて欲しいし、分かっているふりをして欲しいのです。

 でも、多くの弁護士さん達は、お高い時給でご相談に応じられて

 いるせいでしょうか、多くの方々が、早口でまくし立てて、

 私の話を聞いてくれないんです。中には、遮ろうとする方さえいます。

 だから、私の今の状況を、納得の行くまで聞いて頂けそうな

 行政書士さんの事務所に訪れたんです。」と言われたことがありました。

 私自身、こういった相談は苦手であるので、当時事務所にいた若手に、

 取り敢えずお話をじっくり聞いて差し上げるよう指示して、

 先に帰宅してしまったのでした。

 翌日、聞いたところ、やはり午後7時から11時まで、

 延々と4時間にも渡って語り続けていたそうです。

 このように、行政書士に法律論的な話を聞きに来たのでは無く、

 ご自分の身の上、苦痛などを聞いて貰いたかったようでした。

 ところで、中谷綾乃先生は、ご自身でも離婚のご経験もある上に、

 何よりも我々がインタビューしている間、実に心地よい会話の

 雰囲気を作られる方でしたので、相談者が急増する理由が頷けました。

 つまり、「離婚カウンセラー」として、心のケアーも含めてカウンセリング

 をされているのだなと納得し、理解しました。

 つまり、事務処理の効率化を前提とする多くの弁護士さん達では、

 こういった相談に対する対応は、事務所経営的には

 多分出来ないだろうなと個人的には思っている次第です。

 もっとも、私にはこのようなカウンセリング能力は

 まったく備わっていませんので、当然ながら、

 業務としては一切お引き受けはしていません。

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