行政書士中村和夫の独り言

外国人雇用・採用コンサルティング、渉外戸籍、入管手続等を専門とする26年目の国際派行政書士が好き勝手につぶやいています!

海外でタブーの日本の習慣とは?

2013-06-18 10:31:03 | 海外事情

 海外と言っても、世界は広く、様々な宗教や風習があるので、

 ここでは、私の住んでいた中南米諸国やスペインなどの

 カトリック諸国での話と、ご理解して頂きたい。

・ 子供の頭をなでる

    「かわいわね~」とか「お利口ね~」と、

    子供の頭を、平手で撫でること。特に、年配の女性は、

    安易に撫でる傾向があるので注意が必要だ!

    「子供の頭を押さえつけられた!」とか「成長を阻害された!」

    と、褒めたつもりが、逆に思われしまうので要注意だ。

・ 生まれたばかりのお子さんは、必ず父親と似ていると言う!

    仮に、父親と親しく、母親が特に綺麗な方で、

    父親がお世辞にも美男子とは言えなくとも、

    「父親には全く似ていない!」「父親に似なくて良かったね」

    などと、冗談でも言ってはいけない。

    父親の本当子ではない? と悪意に採られ、それが原因となって、

    せっかくの友人関係に亀裂が生じてしまうことさえあるのだ!

・ 自宅に来客を呼ぶ場合、台所作業を奥さん任せにしてはいけない!

    最近は減ったが、奥さんを台所に追いやって、

    お料理、飲み物を出すときだけに、顔を出させることは、

    絶対やってはいけない! ホステスとして、来客と会話し、

    接客しなければいけないのである。

    言葉ができないから、料理や飲み物だけを出して、

    すぐ引っ込んでしまったケースで、ご主人が妻と紹介しなかった

    ことで、家政婦さんと勘違いされた笑えない話もあったくらいだ。

・ 自宅に呼ばれた時は、必ず遅刻しよう!

    最近は、この習慣をご存じの方も多いようだが、

    日本的感覚であれば、約束時間に遅れると

    失礼であると思われがちだが、むしろ逆である。

    時間きっちりに伺うと、準備が終わっていない場合も多いので、

    デリカシーの無い人と思われてしまうので要注意である。

    かといって、1時間、2時間も遅れるのも失礼に当たる。

    通常、指定された時間の30~40分遅れと言われている。

・ 自宅ではやっていなくとも、外出先ではレディーファーストを!

    エレベーター、ドアーなどでは、妻より先に入ったり、出たりすると、

    男尊女卑の野蛮人と思われかねないので要注意である。

・ どんなに窮屈でも、靴を脱いではいけない!

    特に食事中、テーブルの下だから見えないだろうと、

    靴を脱ぐことは御法度である。レストランでそれをやって

    支配人に追い出された日本人の友人を知っている!

    絶対にやってはいけない行為の一つである。

・ 喫煙する場合には、たとえ家主が喫煙者でも許可を得ること!

    今は、私も喫煙はしなくなって6年ほどになるが、

    その昔は、ヘビースモーカーであった。そんな世の中の流れから、

    もう喫煙できる家屋そのものがほとんど無いとは思うのだが、

    仮に、家主がスモーカーで、部屋の中で喫煙できるお宅だとしても、

    「吸っても良いですか?」と必ず家主に許可を得るとともに、

    一本如何?と自分の持つタバコをすすめることは

    とても重要なマナーである。

・ 時計を気にするのことは、失礼になる?

    得てして、時間を気にする人は多いようだが、

    自宅に招待されて、そこのご家族と会話中で、

    しかもそのご家族が話し中に時計を覗くことは、

    退屈を意味することになるので、大変失礼にあたる。

    時計を人前で見るときは、話が弾んでしまって、

    「もうこんな時間だ! 実に楽しいひとときで、

    こんなに遅くまでお話ししてしまい、大変申し訳ない」と、

    帰る前の常套句を使うときにだけなのである!

・ 自宅に招待された時には、手土産を忘れずに!

    菓子折を持参することは、日本でも行われているが、

    海外では、シャンパン、ワイン、日本酒などを持参しよう!

    日本酒の場合には、その含蓄も会話の一つになる。

・ 酒に極度に酔うことは、アル中や狂人と思われるので要注意!

    よく、酒豪などと云われて、暴飲する方がいるが、

    人前で酩酊したり、寝てしまう程の飲酒は最悪である。

    親しい間柄でも、アル中や狂人と思われてしまう。

 他にも、多分あるとは思うのだが、今は思いつかないので、

 このあたりでご容赦頂きたい。

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