一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

こんぴら参り

2004-12-12 | うろうろ歩き
高松にいます。

昨日の「サンライズ瀬戸」(前から乗ってみたかった個室寝台列車)で今朝高松入り。
高松といえばさぬきうどん。
早速駅でまず起きがけの1食。(かけうどん300円)ここは宇高連絡線時代名物店だったらしい。
だしはなかなかだけど、うどんは湯だめをしているせいかちょっとシコシコ感に欠けるかな。
特急乗り換えて琴平駅。ここで「おがわや」の細切りざるうどん(470円)。これは中々の感動。
讃岐うどんにしては細い麺と歯ごたえが絶妙。

次に、本日のメインである金刀比羅宮へ。
「平成の大遷座祭斎行記念」で奥書院が125年ぶりに公開される。
「期間限定」に弱い私としては、生きてるうちに次はない、となれば行かないと、というわけですw
朝一で行ったはずが、既に長蛇の列。結局1時間半待ち。(でもその後は2時間半待ちにまでなった)

今回のメインは伊藤若沖・円山応挙・狩野探幽の障壁画。
伊藤若沖の「花丸図」は壁全面に花の絵が整然と並んでいる(襖1枚に横3×縦5の割合)。描写は精密で美しいんだけど、整然と並びすぎていてちょっと違和感がある。和風というよりはエルメスとかの小紋のネクタイ柄のような雰囲気がある。
僕が気にいったのは狩野探幽。上手さの中に、どこかとぼけた雰囲気があるところがいい。
当時虎の絵がモチーフとして使われてたんだけど、もちろん日本に虎はいないので、毛皮からイメージして、動きは猫からとったらしい。
円山応挙の虎は、目玉が猫からとったのが明らかで、何か気味が悪かった。
それに比べ、狩野探幽のは、どことなく愛嬌がある。

大混雑の奥書院で冷え切った身体を動かすべく、うどん店まで徒歩40分(300円のうどんに1500円タクシ代かけるのはまずいだろう・・・)
満濃地区に名店が固まっている。
「長田」の釜揚げ(小250円)。ここは地元のたまり場風で、活気がある。茹でたてのうどんに机上の徳利に入っているだしとおろし金ごと出てくる生姜をおろして(葱は机にある)食べる。
そしてすぐはす向かいの「小懸家」の醤油うどん(小420円)。こちらは「元祖醤油うどん」をうたっており、店構えも観光客を意識。注文すると大根とおろし金が出てくる。それぞれの工夫なんだろう。ここは冷やした麺に醤油(とさっきの大根おろし&薬味)をかけて食べる。
それぞれ独自のこだわりがあって、さすが。
マニアはもっと山間の製麺所系がディープでいいというらしいが、今回は足と時間がないのでパス。

夜は高松の酒屋さんのサイトで紹介された居酒屋で、「凱陣」などおいしい日本酒を^^
コメント (1)
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