一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

地震保険と火災保険の境界

2011-05-19 | 天災・人災

tweetでも触れたのだが、例えば地震後の停電・断ガスの時に隣家の裸火使用による火災で類焼した場合は、地震保険に入っていないときに火災保険ではカバーできないのだろうか、という疑問。

同旨のリプライもあり、明らかに地震が原因でない火災は通常の火災保険でカバーできるのだろうと思ったのですが念のため確認。

そうしたらこんな記載が
地震等発生から何日か経って生じた損害には保険金が支払われるの?

地震等が発生した翌日から起算して10日を経過した後に生じた損害に対しては、因果関係がはっきりしなくなるため、保険金は支払われないことが約款に規定されています。

まさか一律10日以内の火災は地震保険に入っていないと補償されなかったりするってことはないよなと、念のため日本損害保険協会の そんがいほけん相談室に電話してみました。
回答は

「地震が直接的な原因か否か」で判断し、地震の直接的影響を受けない火災については、個別事例を調査して判断するので一般論ではいえない

ということでした。
ちなみに津波・噴火は地震に起因していなくてもそれ自体が火災保険では免責、地震保険でのみカバーされるそうです。

ちなみに
72時間経過後の余震はそれぞれ別地震であるので個別の損害とみなす。
なんていうきまりもあるようです。

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