オスプレイの事故率自体はヘリコプターを含めた海兵隊の航空機の平均事故率より低いそうです。
(たとえばこちら参照)
また、
MV-22オスプレイ事故率について 防衛省 2012年9月19日
によると、同じオスプレイ(V-22)にも異なる種類があるようです。
■ CV-22とMV-22
○任務の違いに伴い、要求性能や装備されている機器等航空機の仕様が異なる別機種。
- MV-22:米海兵隊が輸送機として使用
- CV-22:米空軍が特殊作戦機として使用
○ 機体構造は相似するが、任務の違いに伴い、訓練活動を含むその通常運用は大きく相違。
- CV-22:特殊作戦という独特の任務所要のため、より過酷な条件下で訓練活動を実施
CV-22は輸送でなく戦闘のようなより厳しい状況のところで離着陸する(よりヘリコプターに近い使い方をする?)ので事故率が高くなるようです。
素人が乱暴にまとめると、
ヘリコプター 飛行機
滑走路 不用 必要
小回り 利く 利かない
航続距離 短い 長い
輸送力 小 大
事故率 高い 低い
で、オスプレイはそれぞれの中間の特長を持つということです。
上のように整理してみると、オスプレイは現場の担当者と弁護士の間に立つ法務部員と類似点が多いことに気づきます。
現場 弁護士
法律知識 詳しくない 専門家
現場知識 詳しい 詳しくない
現場での細かい対応 できる できない
訴訟対応 できない できる
解決する場合の時間 短い 長い
解決にかかる費用 安い 高い
法務部員はこの間に立っていて、時にはCV-22のように「特殊作戦」に参加して 現場から文句を言われたり、航続距離や輸送力がある輸送機(弁護士)のほうがいいじゃないか と言われたりするわけです。
特にヘリ飛行(現場モード)から固定翼飛行(弁護士モード)の切り替えのところが一番トラブルが起きやすいというあたりも、共通しています。
そう考えると、オスプレイはオスプレイなりに苦労はあるんでしょうね。