先日聞いたニトリの社長の講演が非常に面白かったので考えたこと。
一方、日経新聞の「私の履歴書」に見られるように、企業経営者、特に大企業になればなるほど、けっこう話がつまらなくなってしまうのですが、なぜこういう違いが出るのだろうか。
ということで、企業経営者で話が面白い人の特徴(暫定版)。
1.格好をつけない
偉くなればなるほど批判に対して狭量になったり、「大人物」と言われたりしたくなるためなのか、一定の発言や行動パターンを踏襲するひとが多い。
格好つけている時点で「偉さ」か借り物であることが透けて見えてしまう。
2.空気を読まない・遠慮をしない
自分の関心事にしか興味がなく、他人からの評価は気にしない人の話は面白い。
大企業にいなるほど経営者も業界団体とか経団連の何某などという社会的立場による制約を受けがちだが、それから自由であることは重要。
ニトリの社長を例に出せば「日本は構造的に人件費が高いので製造業は国内では成り立たない」「銀行は雨の日に傘を取り上げることしかしない」など言いたい放題でした
* その意味では楽天の三木谷社長の「新経連」設立は逆に中長期的には個社の社長としての行動を制約するほうに働いてしまうかもしれない。
3.一人称で語る
外部環境うや社内の経営資源のせいにせず、責任は個人で負うという姿勢が大事。
リーマンショックや東日本大震災(に起因する原発事故と電力不足)を話の枕に持ってこられると途端に話が面白くなくなる。
「私は」と「わが社は」を置き換えても話の意味が変わらない話は面白くない。
4.自分の言葉で語る
格好をつけたり、立場上の発言は、単語や言い回しやロジックのいずれかまたはすべてが借り物なので言葉が上滑りしてすっと入ってこない。
もっとも上の三つを満たせば自然と自分の言葉になるはずで、逆に、自分の成功を借り物のコンセプトでしか表現できない経営者だとすれば、先は明るくないのだろう。