さらに南下して大船渡市に入り、吉浜町という小さな町三陸町吉浜地区を訪れました。
(Googleマップ参照)
震災とは関係ないのですが、水産業関係の人の話では、吉浜町産の「吉浜(キッピン)の乾鮑」は中華の高級食材で有名だそうです。
なにしろ江戸時代から中国に輸出されていたのですが、今でもほんどは商社を通して中国に輸出されているので国内では知られていないとのことです。もっとも卸値でキロあたり10万円ということなので、国内に出回ったとしても味わうことはできなさそうです。
(詳細は吉浜漁業協同組合のサイト、大船渡市のサイトやWikipedia参照)
しかしここを訪れた目的はあわびではありません。
吉浜地区は昭和8年の震災後集落を高台(海抜約20m)に移転した結果、今回の津波で人的被害が港を見に海岸に行って被災した1名にとどまったからです。
漁師の人達は沖に逃れるか陸に逃れるかして難を避けたようです。
「沖へ」「陸へ」漁師の生死分けた一瞬の判断 大船渡(朝日新聞)
もちろん防潮堤や防風林は大きな被害を受け、以前の居住地域である海岸背後地を開墾した農地も冠水してしまいましたが、人的被害がなかったことは復旧には大きなアドバンテージになるでしょう。
港から低地に広がる農地。
上の写真の右奥に写っている高台の集落をクローズアップ
さらに近づくとこんな感じで擁壁に守られていて見たところ津波被害はまったくなさそうでした。
普代村同様、人間の知恵と努力が効果を挙げた例で、こういうのを見ると勇気付けられます。
日没が近くなってきたのでここで初日は終わり。
沿岸部には宿泊施設がないので、北上市まで2時間かけて戻りました。
※ 関連エントリはこちらから被災地に行ってきました。
(Googleマップ参照)
震災とは関係ないのですが、水産業関係の人の話では、吉浜町産の「吉浜(キッピン)の乾鮑」は中華の高級食材で有名だそうです。
なにしろ江戸時代から中国に輸出されていたのですが、今でもほんどは商社を通して中国に輸出されているので国内では知られていないとのことです。もっとも卸値でキロあたり10万円ということなので、国内に出回ったとしても味わうことはできなさそうです。
(詳細は吉浜漁業協同組合のサイト、大船渡市のサイトやWikipedia参照)
しかしここを訪れた目的はあわびではありません。
吉浜地区は昭和8年の震災後集落を高台(海抜約20m)に移転した結果、今回の津波で人的被害が港を見に海岸に行って被災した1名にとどまったからです。
漁師の人達は沖に逃れるか陸に逃れるかして難を避けたようです。
「沖へ」「陸へ」漁師の生死分けた一瞬の判断 大船渡(朝日新聞)
もちろん防潮堤や防風林は大きな被害を受け、以前の居住地域である海岸背後地を開墾した農地も冠水してしまいましたが、人的被害がなかったことは復旧には大きなアドバンテージになるでしょう。
港から低地に広がる農地。
上の写真の右奥に写っている高台の集落をクローズアップ
さらに近づくとこんな感じで擁壁に守られていて見たところ津波被害はまったくなさそうでした。
普代村同様、人間の知恵と努力が効果を挙げた例で、こういうのを見ると勇気付けられます。
日没が近くなってきたのでここで初日は終わり。
沿岸部には宿泊施設がないので、北上市まで2時間かけて戻りました。
※ 関連エントリはこちらから被災地に行ってきました。
吉浜町じゃなく、
三陸町吉浜地区です。
間違えてすみません。
訂正しました。
三陸町が先にあったので、宮城県は「南三陸町」になったのでしょうか。