一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

セレブも楽じゃない

2005-06-02 | よしなしごと
トム・クルーズの恋愛、60%以上が宣伝目的と判断

引用されているワシントン・ポストの記事はこれIt's Only Publicity Love

いちおうワシントン・ポストらしく

「トム・クルーズだけが「バレバレ」だってことをわかってない」

「業界で作られたゴシップが素直に受け入れられた昔とは違って、今やわれわれは『トゥルーマン・ショウ』の世界に生きているわけで、もはやPR用の虚像の方がセレブ本人より複雑で面白くなってしまった。」

と大局的な分析をしたあと、後半は

ブッシュ政権の「国家の危機」キャンペーンもそろそろ見透かされてくるんじゃないのか
Like Tom Cruise's cooling fans, even Republicans could be beginning to tire of the PR stunts of the "Fear Factor" administration.
とまとめています。


この記事で触れられていたのが、この仕掛けが通じなくなった現在に「逆張り」で赤裸々な私生活をTV番組で公開したブリトニー・スピアーズ。


しかし、てんで評判が悪いようです。


同じワシントンポスト紙(5/18)Britney's Home Video: Plumbing The Depthsでは

「最低の番組であり、そのレベルの低さは人を死に至らしめかねない。核廃棄物のように、鉛に入れて1万年埋めておくべきかもしれない。」
A dumber downer would potentially be lethal. It would have to be buried in lead for 10,000 years, like nuclear waste.

「(これを放送したような小さな放送局は暇つぶしに恰好な番組のネタや形式を探しているわけだが、"Britney & Kevin" は浅薄さを新たな深みにまで掘り下げることに成功したといえよう。」
"Britney & Kevin" plumbed new depths of shallowness.

とまで酷評されています(比喩の勉強になるくらいの酷評ですね)


確かに番組の内容は「今日は3回セックスした」「好きな体位は?」…ブリトニー新番組でアイドルとは思えない爆弾発言しまくり
というように酷評にたがわないもののようです
(僕はもともとブリトニー自身のこともよく知らないので、そもそもがこんなんじゃないの?とも思ったりもするのですが・・・)


虚像を見せても叩かれ、実像を見せても叩かれ、セレブも楽じゃないですね
(あ、それを楽しめるくらいでなきゃセレブじゃないのか)
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独占追悼 貴乃花

2005-06-01 | よしなしごと
というのが、昨日の東京スポーツの見出し

「相続争い」だなんだと言っている他紙に比べて、圧倒的なインパクトがあった

新聞・雑誌の見出しで乱発される「独占」を堂々と「追悼」にくっつけてしまう臆面のなさは、さすが東スポ

東スポはジャーナリズム・マスコミのもつ胡散臭さを確信犯的に利用しているところがあり、今回も面目躍如というところ。

※そもそもよくある「独占インタビュー」も単に「単独インタビュー」なんですよね


ところでHPを見ると、
「昭和の名大関・貴ノ花 追悼特集
 親友・輪島独占追悼
 55年の軌跡/担当記者の秘話
 遺産はどうなる?/けさの貴乃花部屋前」
と、記事はてんで普通なところが笑える(一応輪島の独占インタビューだったのね・・・)


このHPには「一面ギャラリー」というコーナーがあり、あの「カッパ発見」などの紙面が見られます
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