午後プールへいき歩いたり泳いだり 授業にはまだ入れないけれど
痛みもなく 帰りに整形外科へ寄りました。
待合室はあふれる患者で わずか10分の電気治療に2時間ほど待たされます。
年配のマダム2人連れが話をしており 土佐のご婦人は声高のため
本人がたびたび言う 「 ここだけの話じゃけんどね 」
が皆に筒抜けです。

TVを観たり 週刊誌を読んでいる 待合室の大半の耳がダンボになっております。
それによると マダムの孫が最近グレだし 学校から時々親が呼ばれているらしい。
来年は受験だし 親もしっかりせねばならんのに息子は仕事が忙しく
嫁は趣味に飛びまわっており あたしゃ気が気でない。
あの子は小学生のときは おばあちゃん おばあちゃんと優しい子じゃったに
いつの間に不良になったのか あたしゃづつない。
なにより情けないことは ふた親の真剣味が足らん!
このままでは高校へも行けんなる と夜思いよったら寝れん
そんで腰が痛うなる とまあこのように嘆いておいでです。
もう一方の聞き役マダムが 「 〇〇さんに相談したら? 」 と言います。
話の前後から 嘆きマダムの親戚らしい〇〇さんについては
「 いかんいかん 〇〇はリューマチが痛うてねぇ 」 ということで
次の相談相手は△△さんから 更に□□さんに移ります。

う~ん 登場人物が多すぎて観客にもイマイチ解らんようになりました。
橋田壽賀子さんのドラマのように 女優がたくさんおりすぎ整理が難しいのです。
そうこうしていると 嘆きマダムは呼ばれて診察室に入りました。
あら残念 これからが佳境に入るところだったのに ドラマは突然終わります。
やさしいおばあちゃんは 孫を心配するあまりに腰痛となりました。
わたしゃね お宅の嫁さんみたいに飛びまわりすぎて腰痛になりましたのよ
奥さん 孫のことなど放っておきなさいよ
それより早く治してね と思ったことでありました。