山におもしろいものがあったと 夫がやぶ椿をひと枝手折り
持ちかえりました。
違和感があると思えば 椿の枝に2ヵ所ちがう植物が見えます。
調べたらすぐ出ました。 ヒノキバヤドリギ の名前で 西日本から
東南アジアにかけ分布している 寄生植物の やどり木だそうです。
昨年同じ場所の 幹回り30㎝はある椿にこれが寄生し 木を枯らした
と聞きました。
やどり木が地面に根があるなら 元を切り椿を助けてやれるけれど
種子が 椿の枝に飛んで増えていくなら 素人は手助けできません。
ったく 自力で生きたらどうぜよ と気合の一つも入れたいですが
なんでまた このお菓子の名がやどり木なのか これも不思議です。
子どもの頃から神棚にはやどり木がありました。ご先祖より祖母が
好んだようです。 ピンクは桜あん 黄緑は抹茶あんでした。
何軒かに聞きましたが こちらのお菓子屋にやどり木は置いてなく
さがしたら 佐賀県の竹下製菓さんにありました。
やどり木は現代人の好みから外れたようで 幻のお菓子になりました。