くりまんじゅうの日記

世間より少し いやだいぶん遅れている
老シーラカンスです。

映画『ディア・ファミリー』

2024-07-10 | 映画・TV

映画『ディア・ファミリー』を観てきました。

心臓に先天的疾患をもち生まれた娘が 20才まで生きられないと知り
手を尽くしたが断られ それなら自分で人工心臓を作ろうと バルーン
カテーテルを完成させた 愛知県の町工場経営者の実話になります。

バルーンカテーテルの完成は大きく 脳の血管に使うものも開発された
今では 多くの命が救えるようになりました。

この映画を観てすぐ連想したのが『土佐希望の家』を作った競輪選手の
山崎勲氏です。今は大きくなりましたが 発足当時は小さい施設でした。

 

1963年生まれの氏の次男が 重度の脳性麻痺を患っており 治療のため
各地の医療機関を訪ねるも受け入れてもらえず それなら自分で作ろうと
昭和41年 小さい施設を建てました。  
                  現役時代の山崎氏   7/11追加しました
  

土地から買わねばならん資金は 57才の引退まで 一線級の選手として
35年間674勝の輝かしい賞金を充て 競輪仲間からの暖かい支援もあって
やって来れたといいます。

発足当時 県内に重症心身障碍者の受け入れ先はほとんどなく 県から
資金を出してもらい 少しずつ規模を大きくしていって 今に至ります。

これは藤川球児くんが現役のころ 慰問に行ったときの写真でしょうか。

 

せっかく施設を作りましたが 山崎氏の次男さんは 入所して間もなく
亡くなったそうです。 そして山崎氏も一昨年 93才で亡くなりました。

山崎氏の功績は大きく称えられ 高知競輪には『山崎勲杯』があります。
   

コメント (12)
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