くりまんじゅうの日記

世間より少し いやだいぶん遅れている
老シーラカンスです。

一閑張りバッグ。

2014-10-20 | 縫物

この前 一閑張りの工房を見せていただき その素晴らしさにすっかり魅せられ
自分で工夫し かごバッグや 小物を作り始めた友がいます。

習う先生もいなかったと思いますが かごバッグをいくつか作り その中の1つを
あんたのイメージで作った  とくださいました。

枯れた花でなくて 良かったです。

 


工程はよく分かりませんが 布を貼って その上に柿渋を掛け 持ち手部分は
きれいに縫ってあります。

ひゃ~~  いつの間に こんなに上手になったのか!  努力ですねぇ‥‥

中を見てよ ガメ君がおるよ   と言われ見ると  あら~~  実物よりも
はるかに男前の ガメがいます。

 


ガメは ぜい肉のスカートをはいていますから。。。


こんな力作をもらっていいのか と思いましたが   遠慮せずにもらいました。

持ち主の体型に合わせカゴも大きく ものがたくさん入りそうで 着物のときも
持てそうです。

こんなに上手に作れるなら お店へ置いてもらって お手頃価格で販売すれば
欲しい人は たくさんいるはずです。

仕舞わずに 使わせていただきます  ありがとうございました。

                   

                   
               

                   

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おふし屋の奥さん。

2014-10-18 | 日記

ツワブキが 木陰にひっそり咲く そんな季節になりました。


久しぶりに自転車で街へ出ました。

はりまや橋近くの電車通りに 昔からの 間口一間ほどの おふし屋があります。

仕事を持っていたころ 毎朝 自転車でおふし屋の前を通ると 店を過ぎたころに 
ぷ~ん  と鰹節の香りが追ってきて  ああ いい匂いと 鼻が動きました。

店の前にはバイクや自転車が止まり 朝早くから うどん屋 蕎麦屋さんが買いに
来ています。

帰りに買おうと思っても 朝 けずった分が売れると 昼前でも店は閉まります。

朝 通勤途中でおふしを買い ロッカーへ入れても かぐわしさで皆に分かり
今朝 おふし屋へ寄った? 買ぉてきてと頼まれ なん袋か買うこともありました。

昨日は店が開いており 久しぶりに寄ってみました。

狭い土間のような店には 店主の 80代の奥さんが嫁いだ昔 もうあったという
先代からの 鰹節けずり機がありました。

 


木の部分は朽ちてボロボロですが 毎日ひにち 鰹節をけずって幾星霜 という働き者は
けずったときに出る 白い粉まみれになりながら 何十年も 女あるじを助けてきました。

けずった節は紙袋へ入れられ 口が開いているのは けずりだちは熱を持っているため
冷めてから袋を閉じると 奥さんが言います。
                 

仕事を辞めて3年を過ぎましたが 奥さんは覚えていてくれ  あんた 元気じゃったかね
と満面の笑みで迎えてくれました。

もう 仕事を辞めたき うちの分の1袋しか買わんけど と言うと かまん かまんどうぞと
ビニールへ入れてくれました。

どっさり買ぉたらいかん 古うなったら香りがせんきねと 毎度100g入りを勧める奥さんです。


100g400円ですが  ないなったら また来てねと  奥さんはもう一掴み入れました。

帰って量ったら140g入っており  奥さん 儲けが少のぉなったねと 苦笑したことでした。

中種商店街では金曜市が立っており  来週はもう 四方竹がないかも知れん  という
売主の言葉を聞き 四方竹を買いました。


冷凍しておこうと 1袋300g入り200円也を 4袋買ったのち
これほど道草したら 歯医者へ行きつかんよと  ペダルをこぎました。
   


                  

                  

                   

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まちごぉちょりゃ せんかね。

2014-10-16 | 日記

足摺宇和海国立公園内にある 海中展望塔のそばまで行ったため
撮りましたが 光が良くないですね。

手前の浜は 透明度が高いことで知られる海水浴場 さくら浜ですが
3日前は台風のため 大荒れであった海が うそのように静かでした。


 
母の施設では 年に1度 健康診断書提出が義務付けられており 各々家族が
病院へ連れていきます。

母は現在 4つの病院にかかっており その中の内科へ行って 血液と尿の検査
心電図  胸部レントゲンを受け 全部終わって支払いになりました。

ところが 代金が1万円弱かかるとのことで いつもは400円前後の支払いのため
財布の中は 帰りに産直市へ寄る予定の 数千円しか入っていません。

幸い 目と鼻の先に郵便局があり  すぐ引いてきますので 母をお願いしますと
受付に頼んで 走ってお金を引いてきました。  その間 約10分程です。

支払いが終り  さあ  帰ろう  母ちゃん  と声をかけると 母が言うには

「 えらい今日は高いが  だれかと  まちごぉちょりゃ せんかね   おかしい
あんた  もういっぺん  聞いてみなさい 」  ですと。

冷や汗ものの娘が聞かずとも 母の地声は 受付嬢にも聞こえており
「  文書料も入っていますので  このお値段になります 」  とのことです。

「 あら  そうですか   はい はい 」  と素直な母です。


病院を出た途端に 母が言うには
「 なに料じゃったかね  えらい  高いもんじゃね  病院代がこれほども
高こぉなったら  これからは  ちっと減らさにゃ  いかんろうね 」

「 今日は特別料金  心配せいでも  ふだんは400円じゃきね 」  と娘です。

 
「 いつまで生きるか  神さましか分からんもの  お金が足らんようになったら
おおごとじゃき  無駄遣いせられんね 」

そうくり返し言う母と  腕を組み 100mの距離を歩いて施設へ帰りました。

母の言う 高い文書料の診断書は コレステロールが高い とのことでした。 
                     

                     


                    

                  
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四方竹。

2014-10-14 | 食物関係

台風19号は長時間吹きましたが 午後5時前にはピタリと風がやみ 台風の目に
入ったかと外へ出ると くっきりと2重の虹で もう高知を過ぎたようです。


農家の友から 今が盛りの 四方竹をもらいました。
四方竹(しほうちく) という  秋のタケノコをご存じでしょうか。  ⇒ 


高知市のお隣 南国市では 農家が わずかひと月間しか採れない四方竹を
毎日収穫し 皮ごと大きなお釜で茹でます。

茹でた四方竹は 皮むきの器械にかけられ ジャ~  という音と共に 先まで
折れず皮むきができて 先の尖った槍になります。

地元スーパーのチラシにも 四方竹が載っていました。


四方竹の時期になると あちこちの農家から  終日 ジャ~  と皮むきの
器械音が響いて この季節の 風物詩みたいなものです。 

色よく茹で上がり 丈を揃え氷詰めにして 農協が集荷したのち 県外に出ます。

もらった四方竹は 即 手で皮をはぎ茹でましたが アクが強く すぐに変色する
特徴があるため 家で茹でると 売り物ほどには 緑がきれいに出ません。 

これが切り口です。  断面が四角いでしょう これが四方竹の特徴です。


傷みやすく 数年前まで 県外発送はムリでしたが 流通の発達で 今では
都会へも出るようになりました。

味はあっさり  おダシを効かせ 四方竹だけを炊いてよし 鶏肉やお揚げさんとも
相性がよくて 天ぷらや中華料理にも使われ 地元の婦人会が開発した ピリ辛漬け
も販売しております。

鶏肉と炊いてみました。


 
先の尖った 形のいいものは高いですが ぶつぶつ 輪切りにして産直市へ出る
1袋200円ほどの ポン切りを目当てに 市へ来る人もいる人気です。

採れる期間は わずかにひと月でも 茹でた四方竹は冷凍もでき お正月用にと
いく袋も買うマダムもおります。 
                

四方竹の小さな穴に寿司飯を詰め こんにゃく寿司  みょうが寿司らと共に
詰めあわされた田舎寿司は 日曜市など露天市に並びますが 見かけたら
素通りできない私です。
                     
                    

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ピロリ菌。

2014-10-12 | 日記

とてつもなく大きい 台風19号が刻々と近づいており 紅葉が始まった
ハゼの葉も 散ってしまうのでしょうか。


2ヵ月ごとに通う血圧の病院で 先々月
「 ピロリ菌がいますね 除去しましょう 」 と言われ 1週間の間 薬を飲みました。

ピロリ菌とはご存じでしょうが 胃の粘膜に棲み 放っておくと 将来胃がんなどのリスクに
繋がるため除去しますが 顕微鏡写真を見ても とてもグロテスク これが体内に巣食って
いると思えば ぞっとします。


朝ごはんを食べずに病院へ行き 思いきり息を吸い込み 次にそれを風船状の袋へ
はき出して その後 丸薬を1錠飲み ベッドに5分間横になります。

5分後現れた看護師が 次はベッドに座り15分居てくださいと またベッドのカーテン
を締めて出て行きました。

15分後 また風船に息を入れて あとは先生に呼ばれるまで待ちます。

友の中にも ピロリ菌除去をした者が何人かおり 口を揃えて言うには ピロリ除去は
1度でできると 思わん方がええよ  とのことです。

実際  2度目に除去できた  2度やっても除去できなかった などの話は聞いており
先生から  「 ピロリ菌は 除去できています 」  を不思議な気持ちで聞きました。

気分よく 帰りにいつもの産直市へ寄ると 4月からずっと貼ってある 尋ねネコ看板が
色あせた今も まだあります。


レジの姉さんに聞いても  まだ帰ってないそうですよ  とのことです。

まだ若い1歳のオスで 明日は大しけとなる空の下で どうしているのか
とにかく早く 飼い主の元へ帰ってと 見るたびに願っております。

                    

                    
                    
      
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