くりまんじゅうの日記

世間より少し いやだいぶん遅れている
老シーラカンスです。

四方竹。

2014-10-14 | 食物関係

台風19号は長時間吹きましたが 午後5時前にはピタリと風がやみ 台風の目に
入ったかと外へ出ると くっきりと2重の虹で もう高知を過ぎたようです。


農家の友から 今が盛りの 四方竹をもらいました。
四方竹(しほうちく) という  秋のタケノコをご存じでしょうか。  ⇒ 


高知市のお隣 南国市では 農家が わずかひと月間しか採れない四方竹を
毎日収穫し 皮ごと大きなお釜で茹でます。

茹でた四方竹は 皮むきの器械にかけられ ジャ~  という音と共に 先まで
折れず皮むきができて 先の尖った槍になります。

地元スーパーのチラシにも 四方竹が載っていました。


四方竹の時期になると あちこちの農家から  終日 ジャ~  と皮むきの
器械音が響いて この季節の 風物詩みたいなものです。 

色よく茹で上がり 丈を揃え氷詰めにして 農協が集荷したのち 県外に出ます。

もらった四方竹は 即 手で皮をはぎ茹でましたが アクが強く すぐに変色する
特徴があるため 家で茹でると 売り物ほどには 緑がきれいに出ません。 

これが切り口です。  断面が四角いでしょう これが四方竹の特徴です。


傷みやすく 数年前まで 県外発送はムリでしたが 流通の発達で 今では
都会へも出るようになりました。

味はあっさり  おダシを効かせ 四方竹だけを炊いてよし 鶏肉やお揚げさんとも
相性がよくて 天ぷらや中華料理にも使われ 地元の婦人会が開発した ピリ辛漬け
も販売しております。

鶏肉と炊いてみました。


 
先の尖った 形のいいものは高いですが ぶつぶつ 輪切りにして産直市へ出る
1袋200円ほどの ポン切りを目当てに 市へ来る人もいる人気です。

採れる期間は わずかにひと月でも 茹でた四方竹は冷凍もでき お正月用にと
いく袋も買うマダムもおります。 
                

四方竹の小さな穴に寿司飯を詰め こんにゃく寿司  みょうが寿司らと共に
詰めあわされた田舎寿司は 日曜市など露天市に並びますが 見かけたら
素通りできない私です。
                     
                    

コメント (46)
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