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日本の映画おくりびとが、アカデミー外国語映画賞を受賞した
実は過去のアカデミー外国語映画賞を取った作品には素晴らしい映画が多い
例えば、道、 処女の泉、 Z、 ブルジョワジーの密かな愉しみ、 ペレ、 ニュー・シネマ・パラダイス、 ライフ・イズ・ビューティフル、 オール・アバウト・マイ・マザー、・・・など挙げていけば切りが無いね
僕が観たアカデミー外国語映画賞の作品はもっとあるけれど、その名作の中におくりびとも選ばれた
正直、おくりびととはそんなに素晴らしい映画なのかだいたい僕は日本映画をあまり観ないけれど、日本の映画はやっぱりテーマが小さすぎる気がしてならない
しかし、おくりびとは、実は日本の映画にも関わらず殆どの日本人が知らなかった部分が描かれていて、納棺師という仕事について描かれている(ちなみに僕もこのような職業を知らなかった)
そんな日本人ですらあまり知られていなかったテーマを、海外の映画人が理解したというところに、やっぱり人間は民族が違っても心の奥底に流れる思いは共通の部分があるんだということを、知る事ができた
それでは、日本映画の名作おくりびとを紹介しよう
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東京でオーケストラのチェロ奏者として、入団していた小林大吾(本木雅弘)だったが、突然の所属するオーケストラ団の解散
大吾(本木)はウェブデザイナーとして働く妻の美香(広末涼子)を連れて、故郷の山形県に戻ることにする
大吾(本木)は早速、求人探しをするが広告を見て給料50万円、一日の労働時間はわずか等の破格の条件に釣られて、その面接を受けに行くと大吾(本木)は旅行会社と思っていたのだが、実は納棺師と言う仕事だった
しかも、会社の社長(山崎努)は、大吾(本木)の履歴書も見ずに、直ぐに合格通知をその場で出す
その納棺師という仕事は、死んだ人に対して化粧をしてあげたり、体を洗ってあげたりして、死体を棺に納めるまでの作業をする仕事であった
大吾(本木)は最初こそ、納棺師という仕事に悩み妻の美香(広末)に対しては冠婚葬祭関係の仕事だと嘘をついていた
しかし、大吾(本木)はこの納棺師の仕事をするに連れて、遺族の人たちから感謝の言葉を受けるに連れて、納棺師という仕事にやりがいを見つける
しかし、幼馴染の友人(山田辰夫)から変な仕事をしているみたいだなと忠告を受ける
さらに妻の美香(広末)にも、ついに納棺師という仕事に就いていることがばれてしまった
美香(広末)は、今まで大吾(本木)のすることには文句を一つも言わなかったが、人間の死体を扱う仕事に就いている夫の大吾(本木)に対して、初めてもっとまともな仕事に就いてと口出しをした
結局、納棺師の仕事を辞めようとしない夫の大吾(本木)に対して美香(広末)は山形を出てしまい、自分の故郷へ帰ってしまった
しかし、美香(広末)は愛する夫の大吾(本木)の元にやって来るだが、大吾(本木)は納棺師の仕事を辞める素振りを見せなかった
ある日、仕事の電話が入ってきたそれは、幼馴染(山田)の母親(吉行和子)が死んだという事だったその母親(吉行)は大吾(本木)もよく知っている人だった
その幼馴染(山田)の母親(吉行)の所へ行かなければならない
大吾(本木)の仕事に付いていく妻の美香(広末)だったが、彼の仕事を初めて観て感動し、そして幼馴染(山田)からも感謝される
そんな時、大吾(本木)が幼い頃に別れた父親が死んだとの連絡を受けるしかし、大吾(本木)は父の顔を覚えておらず、勝手に蒸発してしまった父に対して恨みに近い感情を抱いていた
最初は、父の遺体を引き取る事に抵抗していた大吾(本木)だったが・・・続きは映画を観てください
この映画には故郷への想い、夫婦愛、親子愛がテーマにあるが、1番根底に流れているのは、職種差別だろう
納棺師という仕事に対する蔑視がこの映画では描かれているが、身分差別のような事は身近に感じることもあるが、このような職業差別というのは僕は一度も考えた事が無かった
確かに僕は大学へ行けば、良い仕事に就けると他人から言われたこともあったが、今の僕は別に大学へ行ったからといって得したと思うことは一つもないし、仕事に対してはただ生活するために仕事をしているようなものであり、今まで色々な仕事を経験したけれど、やりがいを感じたことも無いし、また自分のしてきた仕事が社会に対して貢献している実感もない
ただ自分の生活のためだけに頑張っているような気がする
現在の日本は不景気で就職難であり、また失業率も高いそんな事に妥協して自分のしたい仕事を考えずにとにかく働けたら良いという考え方が多くなって来ていると思う
しかし、こんな世の中だからこそ本当にやりがいのある仕事を見つけるチャンスだし、自分が社会に貢献していると実感できる仕事に付けるチャンスかもしれない
他人がその人の仕事の良い悪いなど決めることが不自然ですらある
さて、おくりびとだけれど、確かにアカデミー外国語映画賞を受賞するだけのことはある作品です
山形県の素晴らしい景色はヨーロッパの名作に劣らない自然が撮影されている
そんな中でモッくん(本木雅弘)が、山形の自然に溶け込みチェロを弾くシーンはまさに名シーン
そして、死ぬという事は人生の終わりではなく、出発点と言う台詞は、僕の中での映画の名台詞の一つに刻まれた
人間の死を何回も見てきた人だからこそ自然に出て来る台詞だし、人間の死を真正面から見ることの出来ない僕には到底言えない台詞だ
おくりびとは日本人だからという意味ではなく、人生を学ぶのに最適な映画です
しかも、笑えるシーンがたくさんあり、また山崎努さんの、どこか怪しい人物像も良い感じ
娯楽映画としての楽しみもこの映画は備えているので、誰が観ても面白い作品です
それにしても、納棺師を演じた、本木さん、山崎さんの動作は綺麗だった
本当に俳優さんは1本の映画の中でチェロを弾いたり、納棺師を演じたり大変な仕事だねしかし、その努力が今回の素晴らしい作品につながったのだから俳優という仕事は本当にやりがいのある仕事だね
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