褒めまくる映画伝道師のブログ

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映画 バッド・エデュケーション(2004) アルモドバル監督作品の面白さはあるけれど・・・?

2010年05月05日 | 映画(は行)
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 最近ペドロ・アルモドバル監督神経衰弱ぎりぎりの女たちと言う映画を観たけれど、確かに笑えるコメディーだったけれどどうも彼の監督作品にしては直球勝負すぎるコメディーで個人的には残念な映画だったしかし、スペイン映画時代の若きアントニオ・バンデラスが出ていたのには吃驚したこの『神経衰弱ぎりぎりの女たち』が1988年の作品だからアルモドバル映画作品としては初期にあたるのかな
 ちなみに僕が彼の映画を初めて観た作品がオール・アバウト・マイ・マザー
 実はこの映画が途中の状況が滅茶苦茶な事になってくるけれど、最後はしっかりと感動させてくれるお勧め映画彼の他の作品ならトーク・トゥー・ハーポルベール(帰郷) も観ているけれど、途中は観ていてやばい展開になってきたと思わせておいて、しっかりと最後は感動的にまとめてくるのが彼の映画の特徴だといえる
 ちなみに今回紹介する映画のバッド・エデュケーションが偏見を恐れず書くとホモ映画と言えるかも
 最近の映画でぼくを葬(おく)る、ブロークバック・マウンテンのような露骨なホモ描写が見られる映画があるけれど、はっきり言って気持ち悪い
 実はこの映画も結構露骨で、今にして思えばペドロ・アルモドバル監督の初めて観た映画が『オール・アバウト・マイ・マザー』だったのは幸運だった
 もし、今回紹介する『バッド・エデュケーション』を初めて観た映画だったら彼の映画は未見のままだっただろう
 しかし、流石はアルモドバル監督である前半からホモ同士を描いた映画かと思っていたら、途中からの展開がこの監督らしく意外性を見せてきて興味深く観ることが出来る
 本当にアドモドバル監督の映画は途中でアッサリとネタがわかってしまうサスペンス映画よりも予測不可能な面白さがあるのが良いね
 それではストーリーを紹介します
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 映画監督として成功しているエンリケ(フェレ・マルティネス)だったが、最近はスランプに陥っている次作の映画作品で悩んでいるところへ、イグナシオ(ガエル・ガルシア・ベルナル)が訪れて来た
 実はエンリケ(マルティネス)とイグナシオ(ベルナル)は神学校時代の友達(恋人同士)で、2人はその神学校時代以来の出会いだった
 イグナシオ(ベルナル)は現在はアンヘルという芸名を使って売れない俳優をしていたが、イグナシオ(ベルナル)は自作の脚本を持って来て、自分を出演者として売り込みにきたのである
 実はこのイグナシオ(ベルナル)の脚本はエンリケ(マルティネス)とイグナシオ(ベルナル)の神学校時代の実話が描かれていた

 果たして彼らの神学校時代とは・・・
 イグナシオ(ベルナル)は神学校の聖歌隊に入っていたが、彼はその歌声がマノロ神父(ダニエル・ヒメネス・カチョ)のお気に入りになる
 しかし、イグナシオ(ベルナル)とエンリケ(マルティネス)は友人よりも恋人に近い関係になる
 ある日、イグナシオ(ベルナル)とエンリケ(マルティネス)が2人で居るのを嫉妬したマノロ神父(カチョ)はエンリケ(マルティネス)を退学させてしまった

 イグナシオ(ベルナル)とエンリケ(マルティネス)の別れを描いた脚本に対してエンリケ(マルティネス)は大いに興味を惹かれる
 再びエンリケ(マルティネス)はイグナシオ(ベルナル)と出会うが、エンリケ(マルティネス)が知っているイグナシオ(ベルナル)とは少し違和感を感じていた

 不思議に感じたエンリケ(マルティネス)はイグナシオ(ベルナル)の実家を訪ねると、そこには驚きの事実が
 
 エンリケ(マルティネス)はイグナシオ(ベルナル)の脚本を彼を主演に映画撮影に入るが、その撮影にやって来た人物が・・・更なる真実をエンリケ(マルティネス)は知ってしまうが、2人の別れ、イグナシオ(ベルナル)の隠された真実、そして最後に訪れるエンリケ(マルティネス)とイグナシオ(ベルナル)の運命は映画を観てください

 この映画を観ていると最近、カトリック系による少年に対する性的虐待を描いた映画をよく観る例えば真実の行方ダウト~あるカトリック教会で~など
 このような神父が少年に対して性的虐待がテーマの1つに映画として挙げられていることは決して偶然ではない実際にこのような事件が多々起きていることは上記の『少年に対する性的虐待』のクリックしていただければわかります
 やっぱり神父といえども人間である。いくら俗世間との交わりから脱しようとも女性が居ない世界に浸かると少年に手を出してしまう事になってしまうのか
 ちなみにこの映画の主演であるガエル・ガルシア・ベルナルは、サッカー選手にいそうなイケメン俳優
 彼の出演している映画では若きチェ・ゲバラの南米を旅行した日記を基にしたモーターサイクル・ダイアリーズがお勧め最近『チェ 28歳の革命』『チェ 39歳別れの手紙』のチェ2部作が大ヒットしたけれど、『モーターサイクル・ダイアリーズ』を先に観た方がチェ・ゲバラが革命家として生きるきっかけがわかりやすいと思うこの時の若きチェ・ゲバラを演じたのがガエル・ガルシア・ベルナルです
 他にも彼の映画で『バベル』や『21グラム』のアレハンドロ=ゴンサレス・イニャリトゥ監督のアモーレス・ペロスがお勧めです


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コメント (3)
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