褒めまくる映画伝道師のブログ

映画の記事がメイン。自己基準で良かった映画ばかり紹介します。とにかく褒めることがコンセプトです。

映画 街のあかり(2006) 何をしても上手くいかない人生だけれど

2010年05月26日 | 映画(ま行)
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 フィンランドの映画監督でアキ・カウリスマキという人物がいるけれど、彼の敗者三部作という括りの映画が『浮き雲』『過去のない男そして今回紹介する『街のあかり』を言う
 僕は『浮き雲』は観ていないけれど、『過去のない男』は観ている中年男女の恋愛映画だけれど、人生の悲哀を感じさせつつも、そこにはこれからの人生に向かっていく姿が描かれていた
 所々でユーモアもあり、この1作でアキ・カウリスマキ監督の名は僕の心に大きく刻まれた
 『過去のない男』を観て、僕にはこれが”敗者”を描いた映画には思えなかったのだが、今回紹介する街のあかりの主人公の負けっぷりは、確かに敗者だ
 過酷な人生を描いた映画としてラース・フォン・トリアー監督奇跡の海ダンサー・イン・ザ・ダークがあるが、この映画はとことんヒロインが絶望に追い込まれていく酷さがあった
 しかし、アキ・カウリスマキ監督の作品にはラース・フォン・トリア監督ほどの絶望感は無いし、ユーモアがあるそして、今回紹介する街のあかりも主役の負けっぷりは凄いが、絶妙なユーモアは健在だ
 それではストーリーを紹介しよう
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 舞台はフィンランドのヘルシンキ警備員として夜勤をしているコイスティネン(フーティアイネン)だが上司や同僚からは嫌われていて黙々と仕事をしているだけの男だ
 彼は夜勤を終えると、いつもソーセージ売場に行き、そこで働く女性のアイラ(ヘイスカネン)に自分の夢を語るいつか必ず、独立して警備員会社を作り、今の会社をぶっ潰してやる
 アイラ(ヘスカネン)はコイスティネン(フーティアネン)の事を好きでいたが、彼はそんな彼女の気持ちを全くわかっていなかった


 コイスティネン(フーティアイネン)は昼間は自分の夢を叶えるために企業のセミナーの講習を受けていて、そして独立のためにお金を貯金していた
 彼は銀行へ独立するための融資をお願いするが、全く相手にされずに断られる
 コイスティネン(フーティアイネン)が1人で酒を飲んでいると、女が近づいてきたコイスティネン(フーティネン)はその女性と次の日にデートをする約束をするお互いにぎごちないデートに終わってしまうが、コイスティネン(フーティアイネン)にも、ようやく運が向いてきたと思っていたら、実はその女はミルヤ(ヤルヴェンヘルミ)という名前で、悪党が彼に送り込んだ女性だった

 コイスティネン(フーティアイネン)が夜警で宝石店を見回っている時に、ミルヤ(ヤルヴェンヘルミ)が偶然を装って彼の前に現れた仕事中だったが、彼はミルヤ(ヤルヴェンヘルミ)に自分の仕事ぶりを見せるが、ミルヤ(ヤルヴェンヘルミ)はしっかりと宝石店のドアの鉤をを開ける暗証番号を覚えていた
 そしてミルヤ(ヤルヴェンヘルミ)は更に仕事中のコイスティネン(フーティアイネン)をデートに誘い、彼が飲むコーヒーに眠り薬を入れる
 車に乗っていたときにまんまとコイスティネン(フーティアイネン)は眠り込んでしまい、宝石店の鍵をミルヤ(ヤルヴェンヘルミ)は盗み、悪党たちは宝石を盗み出す事に成功する

 宝石を盗まれたことがコイスティネン(フーティアイネン)の勤務の怠慢という理由で彼は警備員の仕事をクビになってしまった
 そしてコイスティネン(フーティアイネン)が家に居るとミルヤ(ヤルヴェンヘルミ)が訪ねてきたミルヤ(ヤルヴェンヘルミ)は彼が目を逸らした隙に、こっそりと宝石店の鍵と、盗んだ一部の宝石を返すそのことに対してコイスティネン(フーティアイネン)は彼女にすっかり惚れ込んでしまっていて、見ぬふりをするが彼女が出て行った後に、直ぐに家に警察がやってきて、彼は刑務所行き
 彼は警察に何を聞かれてもミルヤ(ヤルヴェンヘルミ)のことは警察には話さなかった彼は純粋で生真面目な性格であり、実は悪党どもがそんな彼の性格を充分に理解したうえでの犯行だった

 コイスティネン(フーティアイネン)は刑務所を出所して、アパートを借り、レストランの仕事に就く事になるが、そんな彼に対して更なる悲劇が・・・この外見はイケメンだけれど、何をやっても悲劇が襲うこのイケメンの男の結末は映画を観てください

 カウリスマキ監督作品の過去のない男は、正直、中年のブサイクな男女の恋愛が描かれていた
 しかし今回の街のあかりは、若くてハンサムなイケメンがとんでもない悲劇に襲われ、何をやってもうまくいかないギャップが笑える
 そして、非常に細かいカット割りの構成の映画だけれどそのワンカットに絶妙な間合いの笑いが取り入れられている
 確かにこの映画の主人公の男性は敗者だけれど映画全体の雰囲気は暗さが無く、ユーモアがあり、しみじみとした傑作です

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競馬 オークス反省 いや~同着とは!

2010年05月26日 | 競馬予想結果
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 今年のオークスは凄い戦いになったそれにしても、同着で勝った馬が2頭出てくるとは、僕も長い間競馬をやっていてGⅠレースで1着同着と言うのは記憶にない
 なかなか感動のレースだったけれど、僕の本命馬◎のコスモネモシンは全く馬券に絡めず
 正直写真判定の長い時間は退屈だった
 レース自体はハイペース僕の予想どおりニーマルオトメが逃げたアグネスワルツはスタートで出たなりで逃げられると思ったようだけれど、二番手からになってしまった
 道中、逃げたアグネスワルツを追いかけことになったけれど、馬場はやや重発表だけれど、実際は不良馬場と言って良いだろう
 かなり内の馬場が悪い状態になってしまったと思う

 それでは気になった馬に付いてコメントを述べます
 まずは勝ったアパパネだけれど、2,400Mの距離は問題なかったね折り合いも思っていたより完璧だった僕の予想では前走の桜花賞のようにジョッキーが持っていかれるぐらい折り合いを欠くかと思ったけれど、その時に比べるとずいぶん楽に折り合いが付いたね今回はこの馬の位置取りが予想していた段階ではどの位置に付けるかよくわからなかったけれど、ペース的にも最高の位置に収まることが出来たと思う
 これで牝馬二冠馬になったけれど、僕が思っていたより強いね
 三冠目の秋華賞が楽しみになったけれど、とにかく無事に夏を越して欲しいね

 もう1頭の勝ち馬のサンテミリオンだけれど、この大外枠からどのような競馬をするかと思ったけれど中団より後方の位置取りこの馬には今回の大外枠は良かったね
 もっと内の枠ならこれだけ思いどおりのレースが出来たかどうか
 しかし、ゴール前は勝負根性を見せた途中は明らかにアパパネに差されそうだったけれど、また盛り返したからねこの馬もこれで実力をしめしたから、今後更に楽しみ

 3着にはアグネスワルツが粘った今回は初めて前に馬が居るパターンで折り合いを少し欠いてしまった前走で折り合って逃げる事ができたけれど、元々はスピードで押し切るタイプの馬だと思っていたけれど、スタミナもあることを証明した
 今回は勝ち馬から差を付けられたけれど、秋華賞は舞台設定(京都内回り)もこの馬向きなだけに楽しみ

 他に気になった馬としてオウケンサクラは少し内で囲まれた位置に入ったのが厳しかった最後の直線では追い出しがかなり遅れてしまった2,400Mは向く馬だとおもっていただけに、もっとスタミナを活かせるレースをしたかったと思う
 不完全燃焼の一戦だったと思う

 アプリコットフィズは最内の悪い馬場を通らせられたのが敗因かな一瞬最内から伸びてきそうだったけれど、最後は止まってしまった距離よりも馬場状態が敗因だろうね
 しかし、この馬は今回も馬体重が減っていたけれど、夏を休養に当てもう少し大きくなって欲しいね

 僕の本命のコスモネモシンはどうしたんだろうね不良馬場で勝ったこともあるけれど、今回は他の馬に比べて悪い所を通ったことが厳しかったしかし、敗因はもっと別のところにあるんだろうねそして落鉄したことも、この悪い馬場ではどうなのかな馬体重は減っていたのが戻ったものだし良かったと思ったけれど、本当はもう少し走れると思ったけれどね

 ショウリュウムーンは絶好のポジションを取りにいくレースをしたけれど、4コーナーでは全く手応えが残っていなかった今回のような堂々とレースをしたんでは勝てないと思っていたが、ここまで大敗するとはね
 チューリップ賞では重馬場で勝っているけれど、あの時の阪神開催は馬場がそれほど悪化していなかった実際に重馬場で勝った経験があるといっても、今回も重馬場をこなせるとは限らないまだ良馬場の方が良かったかもしれないジョッキーを代えたのも、結果論だけれど、良い方向に出ると思わなかったからねウチパクも、もっと能力のある馬に乗るのだったら良いけれど、まともにレースをして勝てないと思われる馬に対する乗り代わりは良いタイプではない佐藤ジョッキーの方が、もっと考えたレースをしたと思う

 今週は日本ダービーがあるけれど、基本は3強の争いしかし、難解で楽しみなメンバーが揃ったレースになったね

今年の成績
 的中率 55戦 11勝44敗 的中率 20.0パーセント
 回収率 348,900円使用 回収276,310円 回収率79.2パーセント

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