褒めまくる映画伝道師のブログ

映画の記事がメイン。自己基準で良かった映画ばかり紹介します。とにかく褒めることがコンセプトです。

映画 天国の日々(1978) 天国に行った気分になります

2011年06月21日 | 映画(た行)
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 大したストーリーで無くても映像のパワーで魅せる映画がある。名作に挙げられるスタンリー・キューブリック監督の2001年宇宙の旅はまさしくそのような作品の代表例。この映画をストーリーが素晴らしいという理由で褒める人はあんまり居ないだろう?
 この映画が製作されたのが1960年代後半ということを考えると、確かにSF映画としての完成度の高さに驚く。個人的には退屈な映画だけれどSFの技術の高さという点においては時代を超えて名作とよばれる事において異論はない。誰もが楽しめるとは言い難いけれど

 しかし最も映像が印象に残る映画と言えば絶対に今回紹介する天国の日々ということになる。これ以上の映像美を感じさせる映画を今まで観たことが無い、と言うよりも今後もこれ以上の映像美を感じさせる映画が作られることが無いのではないか?

 ちなみに監督はシン・レッド・ラインテレンス・マリック
 ガダルカナル島での兵士達の過酷な戦いを描いたシン・レッド・ラインだが、普通は戦争映画というのは生きるか死ぬかの熱い戦闘シーンが最大の見所だと個人的に思っているが、この監督はあくまでも自然、生物に対して相当なこだわりがあるようで所々で挿入される海の中で魚が泳いでいるシーンや鳥の表情のアップのシーンなどおよそ戦争映画らしくない?場面が散りばめられている。しかし、それらの場面はこの監督ならではの反戦メッセージの表現の方法なのかもしれない。

 そして今回紹介する天国の日々は人間の欲望に引き起こされる過酷な運命を描いたストーリーだけれど、そんな内容などまるで印象に残らないぐらいの圧倒的な映像美が堪能できる映画。どうやらテレンス・マリック監督にとってストーリーなどは単なる映画製作の1つの道具に過ぎないようだ。
 もし本当に天国が存在するのであれば、きっとこんな感じだろうなあ~と心地よくなる天国の日々を紹介します

天国の日々 [DVD]
テレンス・マリック
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン


 第一次世界大戦前、シカゴの鉄工所で働いていたビル(リチャード・ギア)だったが、トラブルを起こしてしまいその場を逃げ出すように飛び出す。
 ビル(ギア)はまだ幼い妹のリンダ(リンダ・マンズ)と恋人のアビー(ブルック・アダムス)の3人でテキサスの農場に辿り着き、そこで麦刈り作業員として他の多くの労働者と一緒に雇われる。
 ビル(ギア)は恋人のアビー(アダムス)を何かと都合が良いという理由で妹と偽わっていた。

 しかし農場主であるチャック(サム・シェパード)がアビー(アダムス)に一目惚れしてしまう。
 麦刈りの仕事も終りビル(ギア)達は新たな仕事を探すために出発しようとするが、チャック(シェパード)はアビー(アダムス)に残って欲しいと頼む。ビル(ギア)はチャック(シェパード)の余命が少ない事を偶然にも耳にしており、チャック(シェパード)が死んだ後に彼の財産を手に入れることが出来そうだと考えたビル(ギア)は農場に居残ることを決め、チャック(シェパード)とアビー(アダムス)が結婚する事を受け容れる。
 ビル(ギア)の大いなる野望が達せられそうな予感がするが・・・その後の大きく歯車が狂ってしまう運命は映画を観てください



 実はこの映画を観るのは2回目だけれど、最初に観た時は本当につまらない映画だと思った観る人によって好き嫌いが完全に別れる映画だと思いますが、テレンス・マリック監督の世界に引き込まれる人もけっこう居るかもしれません。
 それにしてもリチャード・ギアサム・シェパードの当時の若さに驚きました。
 
 テレンス・マリック監督の最新作でブラッド・ピットを主演に迎えたツリー・オブ・ライフの評判が高い。この監督の作風は僕に合っているとは言い難いですが・・・一か八かで観ることになりそうです

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