尖閣諸島、竹島、北方領土、そしてアメリカが自国経済浮上の切っ掛けのために吹っかけてきた日本に対するTPP参加への強要。現在の日本は外交問題に対する難題が山積み状態。しかも外交問題は内政にも大きく関わっているように我々国民の生活にも大きく響いてくる。
そんな時こそ政治家は己を犠牲にしてでも日本を守るために私利私欲を捨てなければならないはずなのだが、政治家の先生の中には自分が当選するための戦略で頭の中が、いっぱいいっぱいの人も居るようだ。
そんな時に果たして我々国民はどうすれば良いのか?最低限の事として、とりあえず選挙に行って投票はするべき。「どうせ誰に投票しても、わたしの生活が良くならないから」と言って選挙に行かないのは最悪。
そんな事ではさらなる日本の政治の劣化を招き、強いては民主主義国家の根源に関わってくる。選挙の無いお隣の国の現状を考えたら理解できるだろう。
だいたいそんなわかった風な事を俺が能書きを垂れるまでもなく、この国難に際してまさか選挙の投票に行かない無責任な日本人は居ないはずだ。
現在における外国からの領土、経済に対して圧力を掛けてくる状況は江戸時代末期における黒船来航と極めて似ている。果たして、その時我々の先人達はどのような行動をとったのか?過去の出来事を振り返ることは決して無駄な事ではなく、その事から現代を生きる我々も見習うべき点が多いはずだ。
そんな有意義な時間を過ごすことができる映画が今回紹介する桜田門外ノ変この映画を観るときっと誰もが、この時代の人々の日本を愛する気持ちに心が震えるはずだ。
さて桜田門外の変とは水戸藩、薩摩藩の浪士たちが時の最大権力者である大老井伊直弼を暗殺する事件のこと。そのような事件がなぜ起きたのか?
隣国の清国(中国)が欧米の列強からアヘン戦争を仕掛けられ侵略を受けていた。鎖国政策を行っていた徳川幕府も欧米列強のアジア進出に脅威を感じ始めていた。
そして1853年、ついに浦賀沖にペリー提督率いる黒船が来航。その事によって徳川幕府の世継ぎ問題も絡んで国論は真っ二つに分かれる。すなわち、強い外国人と戦うのでは勝ち目が無いと穏やかに対応しようとする井伊直弼(伊武雅刀)らを中心とする開国路線、どれだけ強かろうが強圧的な態度の外国人には武力対決でシロクロつけようとする水戸藩主・徳川斉昭(北大路欣也)を中心とする攘夷路線。
権力争いに勝ち、大老となった井伊直弼(伊武雅刀)だったが外国から次々と不平等条約を結ばされてしまう。そんな弱腰な外交路線に不満を募らせる攘夷派達を大老・井伊直弼(伊武雅刀)は次々捕まえ、処刑していく(安政の大獄)。
そんな暴行的な政策を推し進める大老・井伊直弼(伊武雅刀)を抹殺するべく、水戸藩を脱藩した浪士達は関鉄之介(大沢たかお)を中心として暗殺部隊を立ち上げ、桜田門外にて井伊直弼(伊武雅刀)を暗殺することに成功するのだが・・・
実は桜田門外での壮絶な斬り合いは前半のハイライトに過ぎない。確かに真っ白な雪の中で、真っ赤な血が飛び散る様子は迫力があり、そしてビジュアル的に美しさもあり、この映画の最大の見せ場であるのは確かだ。しかし、この映画は時の権力者を殺害して終わり、と言うような単純すぎる内容では無いのだ。
桜田門外の変に至るまでの登場人物達の心理、そしてその後の生き残った暗殺実行部隊の逃亡劇。桜田門外の変の前後を丁寧に描くことによって、開国派も攘夷派も日本のことを真剣に憂い、己の信念に従って行動したと言うことが観ていてよくわかる。
それにしてもこの映画を観た後に思うのは、今の日本人には愛国心がまるで欠けていると言うこと。今の政治家は日本の将来よりも自らの保身に奔る者が多く、しかもひたすら国益を損なうことに邁進する売国奴が権力の中枢に居座るなど非常事態に陥っている。
しかも、日本の国益のためではなく、『ちょっと総理大臣になってみたいから』と言う理由だけで本当に総理大臣になってしまうことが現実に起きてしまう。
そして政治家だけでなく選挙にも行かずに自分の国の行く末を、ただ傍観している日本人が多く居ること。
本当に命を賭けて日本を守ろうとした先人達は今の日本の状況をどのように見ているのだろうか
崇高な武士道精神、美しき日本人の心、そして昔の日本人には国のためにひたすら熱く、そして純粋な心を持った人達が多く居た事に大いに感動することができる桜田門外ノ変は日本を愛する全ての人にお勧めです
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そんな時こそ政治家は己を犠牲にしてでも日本を守るために私利私欲を捨てなければならないはずなのだが、政治家の先生の中には自分が当選するための戦略で頭の中が、いっぱいいっぱいの人も居るようだ。
そんな時に果たして我々国民はどうすれば良いのか?最低限の事として、とりあえず選挙に行って投票はするべき。「どうせ誰に投票しても、わたしの生活が良くならないから」と言って選挙に行かないのは最悪。
そんな事ではさらなる日本の政治の劣化を招き、強いては民主主義国家の根源に関わってくる。選挙の無いお隣の国の現状を考えたら理解できるだろう。
だいたいそんなわかった風な事を俺が能書きを垂れるまでもなく、この国難に際してまさか選挙の投票に行かない無責任な日本人は居ないはずだ。
現在における外国からの領土、経済に対して圧力を掛けてくる状況は江戸時代末期における黒船来航と極めて似ている。果たして、その時我々の先人達はどのような行動をとったのか?過去の出来事を振り返ることは決して無駄な事ではなく、その事から現代を生きる我々も見習うべき点が多いはずだ。
そんな有意義な時間を過ごすことができる映画が今回紹介する桜田門外ノ変この映画を観るときっと誰もが、この時代の人々の日本を愛する気持ちに心が震えるはずだ。
さて桜田門外の変とは水戸藩、薩摩藩の浪士たちが時の最大権力者である大老井伊直弼を暗殺する事件のこと。そのような事件がなぜ起きたのか?
隣国の清国(中国)が欧米の列強からアヘン戦争を仕掛けられ侵略を受けていた。鎖国政策を行っていた徳川幕府も欧米列強のアジア進出に脅威を感じ始めていた。
そして1853年、ついに浦賀沖にペリー提督率いる黒船が来航。その事によって徳川幕府の世継ぎ問題も絡んで国論は真っ二つに分かれる。すなわち、強い外国人と戦うのでは勝ち目が無いと穏やかに対応しようとする井伊直弼(伊武雅刀)らを中心とする開国路線、どれだけ強かろうが強圧的な態度の外国人には武力対決でシロクロつけようとする水戸藩主・徳川斉昭(北大路欣也)を中心とする攘夷路線。
権力争いに勝ち、大老となった井伊直弼(伊武雅刀)だったが外国から次々と不平等条約を結ばされてしまう。そんな弱腰な外交路線に不満を募らせる攘夷派達を大老・井伊直弼(伊武雅刀)は次々捕まえ、処刑していく(安政の大獄)。
そんな暴行的な政策を推し進める大老・井伊直弼(伊武雅刀)を抹殺するべく、水戸藩を脱藩した浪士達は関鉄之介(大沢たかお)を中心として暗殺部隊を立ち上げ、桜田門外にて井伊直弼(伊武雅刀)を暗殺することに成功するのだが・・・
実は桜田門外での壮絶な斬り合いは前半のハイライトに過ぎない。確かに真っ白な雪の中で、真っ赤な血が飛び散る様子は迫力があり、そしてビジュアル的に美しさもあり、この映画の最大の見せ場であるのは確かだ。しかし、この映画は時の権力者を殺害して終わり、と言うような単純すぎる内容では無いのだ。
桜田門外の変に至るまでの登場人物達の心理、そしてその後の生き残った暗殺実行部隊の逃亡劇。桜田門外の変の前後を丁寧に描くことによって、開国派も攘夷派も日本のことを真剣に憂い、己の信念に従って行動したと言うことが観ていてよくわかる。
それにしてもこの映画を観た後に思うのは、今の日本人には愛国心がまるで欠けていると言うこと。今の政治家は日本の将来よりも自らの保身に奔る者が多く、しかもひたすら国益を損なうことに邁進する売国奴が権力の中枢に居座るなど非常事態に陥っている。
しかも、日本の国益のためではなく、『ちょっと総理大臣になってみたいから』と言う理由だけで本当に総理大臣になってしまうことが現実に起きてしまう。
そして政治家だけでなく選挙にも行かずに自分の国の行く末を、ただ傍観している日本人が多く居ること。
本当に命を賭けて日本を守ろうとした先人達は今の日本の状況をどのように見ているのだろうか
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