褒めまくる映画伝道師のブログ

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映画 戦火の馬(2011) 戦場を駆け回る馬の物語?

2012年12月29日 | 映画(さ行)
 戦争の愚かさを、世にも奇妙な馬の運命を通して描いた感動的ドラマが今回紹介する戦火の馬。きっと誰もがこの馬の恐るべき精神力、肉体的なタフさに吃驚するはずだ。

 イギリスの貧しいながらも農場を営む家に1頭の馬がやってくる。その馬はジョーイと名付けられ、その家の少年アルバート(ジェレミー・アーヴァイン)とジョーイは固い友情で結ばれる。
 しかし、第一次世界大戦が勃発。ジョーイは軍馬としてイギリス軍に売られ、ドイツ軍と戦うためのフランスの最前線に送られる。激しい激戦の最中において、ジョーイはイギリス軍とドイツ軍の間を行ったり来たりして駆け回るが、ジョーイのツブラな瞳には、人間という生き物がどのように映るのか

 ジョーイの精神力、体力にも驚かさせられるが、強運の発揮振りがもっと吃驚。とんでもない極悪人の手に落ちてジョーイもこれまでかと思いきや、すぐさま心優しい人が現れて救われる。
 そんな心優しい人間と馬のジョーイのやり取りには心が暖まり、やがて訪れる奇跡的な出来事に見ている我々は大いに感動するのだ。そんなの有りえね~と思えることが後半連発してしまうのが、お涙頂戴過ぎるような気もするが、心の中が真っ白で純粋な人ならば自然に涙がこみ上げてくる。

 うっとりするぐらいの綺麗な風景、逆にボロボロの戦場シーン等、スティーヴン・スピルバーグ監督らしい映像へのこだわりは勿論のこと、弱者の立場から描かれた視点はまさにスピルバーグ監督の真骨頂。スピルバーグ監督作品としては中の上ぐらいの出来栄えだが、全体的には高水準のレベルをキープ。ちょっと時間が有り余ってる人にはお勧めしたい映画です

戦火の馬 DVD+ブルーレイセット [Blu-ray]
エミリー・ワトソン,デヴィッド・シューリス,ピーター・ミュラン,ニエル・アレストリュプ,トム・ヒドルストン
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社


 監督は今や巨匠的な存在であるスティーヴン・スピルバーグ監督。多くの名作、ヒット作を生み出している監督。個人的にはアミスタッドが彼の作品の中では最も好きな作品です。

 キャストではアルバートのお母さん役でエミリー・ワトソンが出演しています。ラース・フォン・トリアー、ロバート・アルトマン、ポール・トーマス・アンダーソンなど個性的な作品を撮る監督から引っ張りだこ。その中でもラース・フォン・トリアー監督の奇跡の海の彼女は凄いです

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コメント (2)
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