しげるの自遊学

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池上本門寺を訪ねた

2013-05-04 08:30:14 | Weblog

 もう50年以上も前のことだが、妻は池上本門寺裏に近いところへ住んでいた。正月には、今は亡き義父と私たちの長男、長女といっしょに参拝したことが懐かしく思い出される。そんなこともあって、今一度本門寺へ行ってみたいと思っていた。昨日は急に思い立って、池上本門寺を訪れた。池上本門寺

 五反田から東急池上線に乗ったのだが、こんなに沢山の駅があったのかなと改めて驚く。途中、「御嶽山」という名前の駅がある。なんでこんなところに「御嶽山」がと疑問に思ったものだ。帰宅後調べたら、御嶽山にある御嶽神社(長野県と岐阜県の県境にある)の支社だそうな。御嶽山信仰者で同山に行けない人が参拝に来ていたため宿場町として栄えたそうな。

 池上駅から本門寺へ向かう途中でよく葛餅を買って食べたそうで、葛餅の店を探したのだが、お店は衣替えすっかり立派なお店になっていた。ここは帰りに立ち寄ることにする。いよいよ本門寺にさしかかると、参道正面に96段の急な石段が立ちはだかる。此経難持坂(しきょうなじさか)という。途中、「此経難持坂」の由来を書いた木柱がある。慶長年間に加藤清正が寄進したものだそうな。

 1段、2段と数えながら石段を登るのだが、段差が30センチちかくはあるだろうか、私のような高齢者には結構きつい。登り切ったところが丁度96段だった。帰宅後調べたのだが、この坂は鬼平犯科帳(池波正太郎著)の中にも出てくるそうな。  本門寺暮雪

 帰路、葛餅の店に寄って葛餅を賞味。ついでにお土産を買った。長男夫婦が最近池上のマンションへ引っ越したので、予告なしに立ち寄ってみた。インターホンで我々夫婦が突然現れたので、驚いて悲鳴を上げる長男の嫁。長男は今日も仕事で留守とか。それでも快適なマンションの生活をエンジョイしているようで、安堵。五反田駅まで車で送ってもらって本門寺参りは終わり。