しげるの自遊学

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医療について考える

2013-04-14 20:36:32 | Weblog

  妻が10年前がんの手術をしたこともあって、当時「がん」とか「医療」に関する本を読み漁ったものです。読んだ本の大半は著者が「近藤 誠」氏だったことよく覚えています。その内容はユニークというか、通常の医療に関する本とか、医者の話とは全く逆の話が多く、大いに驚いたものです。今回の著書でも、副題に「医療と薬を遠ざけて、元気に、長生きする方法」とあり医学界の異端児の面目躍如たるものがあります。

 世界一、医者が好きな日本人  風邪薬も抗がん剤も、病気を治せない  高血圧のガイドライン操作で、薬の売り上げが6倍に 等々。

 病院に行けば、待ち時間1時間~2時間以上はざらで、診察は3分で終わり。処方箋をもらって何種類もの薬を受け取って満足。高血圧の基準がどんどん下がり、上が130までに下がった結果、高血圧患者にされてしまったとか。たしかに、どこの病院、どこの医者に行っても、人、人、また人です。日本の医療の水準は高い、それは確かです。しかし、それ以上に日本人はあまりにも医者に頼り過ぎかも。日本人は医者が好きだと言われても否定出来ないですね。

 見出しだけを見れば、過激にも思える文字が躍っています。しかし、この本を読めば、医療の実態が理解できるのも確か。幸い私も妻も、現在は元気に暮らしており、なるべくなら医者にかからずに過ごしたいと思っています。一読の価値ありです。

医者に殺されない47の心得 医療と薬を遠ざけて、元気に、長生きする方法
クリエーター情報なし
アスコム

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6 コメント

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おはようございます (ポージィ)
2013-04-15 09:40:12
この本のタイトルは、新聞の広告欄で見た覚えがあります。
確かに、医者に頼りすぎの感はあるかと思いますが、
何でもかんでも医者へかからずにいれば良いというものでもないような。
義父も10年位前ともう少し後、2度の胃がん手術をしましたが、
そのとき手術しなかったら、今こうして元気でいてくれたかどうか。
お別れが来てしまっていたような気がします。
そのあたりの疑問も読めば、何かしら答えが見えてくるのでしょうか。
ためらいの方が大きかったですけれど、読んでみるのもいいかもしれないと
茂彦さんの記事に思い直しています。
でも、それでも判断の難しさには変わらない気もします。
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コメント有難うございます (茂彦)
2013-04-15 13:30:23
★ポージィさん
私は医学については全くの素人です。分からないことが多いです。
私の友人にも、「胃がん」を手術した人が何人かいます。
私よりずっと若い人です。二人の友人は手術してしばらくは
元気に暮らしていましたが、再発して再手術。亡くなるのが
早かったです。もう一人の友人は、手術したが、もう何年も
元気に暮らしています。手術した結果、長生きできたのかどうか、
正直よく分かりません。
この著者「近藤誠」氏曰く。「そもそも胃がんの手術で胃を
全摘したり、大きく切除したりすること自体が誤り」だと。
胃の切除は生存率の向上には寄与しない、とも。
日本の医学では、がんと診断されたら、即手術という傾向があるが、
世界的な傾向として、可能な限り、臓器を温存する方向に進んでいる、と言っているのですね。
がんやその他の病気についても、医者の話を丸呑みにしないで、
別の考え方もあるということを考慮に入れたらいいかもしれません。
食道がんになった友人は三度手術しました。その都度、
完治したと言っていましたが、三度目の手術からほどなく
亡くなりました。
芸能人、タレントなどでも、手術して若くして亡くなった人が多いですね。
この本を読んで考えさせられること多いです。
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医療 (小鳥沢)
2013-04-15 13:52:49
ご無沙汰しました。
昨年姉ががんで亡くなりました。
20年前に乳がんの手術をしましたが、一昨年骨髄にがんが見つかり治療が大変なものでした。
薬の後遺症でもがき苦しむ姿をみて、私が病気になったら
病気を受け入れ緩和治療だけにしたいと思いました。

「医者に殺されない47の心得 ・・・」是非読んでみたいと思います。
ありがとうございます。
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こちらこそご無沙汰しています (茂彦)
2013-04-15 17:34:06
★小鳥沢さん
お姉さまの病気治療大変だったご様子、お察しいたします。
この本読んで、いろいろ勉強になりました。私の周りにも
がんと闘った方多いです。いつも考えさせられます。
この本、参考になるかもしれません。
コメント有難うございました。
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つい頼る (tona)
2013-04-15 21:05:08
高齢者になってから久しく医者に行きませんでしたが、昨年あたりから結構医者通いが多くなりました。
この方の本を1冊だけ読みましたが、高齢になってからのガンへの対し方、つまり無駄な手術をしないで末期にケアを受けるというものでした。その通りです。
風邪くらいなら医者に行きませんが歯や目はどうしても行かなければ悪くなる一方ですから困りものです。
変なところが痛かったりしたらすぐ医者に飛んでいく私です。そんな人が多いせいかどこも病院は人で溢れかえっていますね。考えさせられます。
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私もいっしょ (茂彦)
2013-04-16 12:17:45
★tonaさん
tonaさんも医者通いが多くなったとか。私も同様です。
大した病状でなくても、ついつい医者に頼っています。
ただ、最近は何でもかんでも医者に頼って、薬を多用するのは
どうかと思うようになり、自然治癒を心掛けるようにしています。
しかし、目や歯は、どうしても医者に行かなくてはなりませんね。
歯については、3ケ月に一度定期的に検診をしていますが、
これは良かったと思っています。

テレビでボソトン・マラソンのゴール近くで爆発があったと
報じています。全く恐ろしい話ですね。

コメント有難うございます。
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