枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

花芽を活用して

2011年02月06日 | Weblog

 枇杷の花は、12月に咲く。寒中にも咲くが、さほどではない。同時に、この時期に咲かなければ、実には生り難い。蕾のまま枯れてしまうか、実の形をしていても袋かけの時に落ちてしまう。摘芽をするのがいいのだが、自然のままにしていると、枯れた状態になっている。枇杷にとっては、何がいいのかはわからない。自分がされたくないことはしないだけ。

 花芽を採ってお茶にした。その作業が延々と続くので、今度は焼酎に漬けた。保存方法も虫が進入してこないのがいいところ。加えて、香りがいいのです。枕元に、1パック置いているのですが、何とも佳い匂いがしてよく眠れます。どういった効果になるのかは断定できませんが、アロマにもなる所以でしょう。

 枇杷の花の匂いを嗅いだことがあれば、とてもよくわかると思うのですが、心が絹の軟らかさになり、しっとりとした感触が伝わってきます。或いは、湧き水の清らかさが染み、体中に滔々と行き渡ります。冷たくもなく、熱過ぎず、ひたひたと寄せてくるのです。自然の発するエネルギーを体に取り込んで、命の源に換えていきます。

 それを実際に体験したら、体が変わっていきます。とても不思議なことですが、異空間に迷い込んだような感じがします。或いは錯覚でしょうか?でも、そこに往こうとしていけるものではなく、偶然と言うのか、一瞬に往けてしまう。また、突然に還ってきてしまう。そのちぐはぐ感がひどくけだるく、奇妙なんです。ほんの数分のことなのに、時が止まったような・・・

 リエさんに、花芽茶を送った。今年の分だけでなく、来年のもあります。花芽茶は、その年にも依って、どれくらい採れるかがわからない。従って、ある時にまとめて送っておかなければ、全くないことにもなる。枇杷葉があれば、いつでも茶葉にできるので、それはそれでいいのですが、季節に依っては、渋みがあったり、苦味が増したりするようです。

 先日採ったドクダミが、日当たりの好い場所に、笊に入れて置いてあるのが、乾燥してきたらしく、ちょっと小さくなった。乾燥したドクダミを切って、市販のお茶パックに詰める。これをまとめて紙の袋に入れ、鴨居に吊るしておく。ドクダミには虫がこないので、乾燥にだけ気をつければいい。千年の夏に、花芽の袋が真っ黒になっていたのには驚いた。蟻であった。

 今年の夏には、というより、今春は、密封容器に入れて保管する。冷凍庫へは入りきらないので、タッパーウエアに入れておく。これだと乾燥するし、進入はできないしで安全です。りささんに、ドクダミが乾いたら送っておこう。某作家さん、花粉症はいかがでしょう?痒みや鼻水等、薄まっていませんか?症状の改善があればいいのですが。

 東側の、長崎茂木。植えておいたのを、すっかり忘れていた。木香バラが生い茂ったこともある。昨年、剪定をして、枇杷葉を陽にあたるようにした。南の赤茂木と同じ年数ですが、あまり花芽もつかず、もっぱら葉を使っていた。昨年、たくさんの花がついた。

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