庭に置いてあるみかんに、雀が群がっており、忽ちにして突いてしまった。梅が随分と綻んできた。水仙の花も咲き始めた。県内の梅の名所に、問い合わせて、会期中の休みと、車で行くルートを聞いた。友人との珍道中なので、迷わないように地図も出す。
今年は、寒かったので、3月の下旬が見頃らしい。お彼岸の辺りかな?春やはる、梅一輪のあたたかさ。ちょっとじわ~んときます。今日は、曇り空で、途中雨が降ってきたりした。Sさんの月命日なので、出かけた。何年続くかはわからないが、行ってあげよう。
春の雨の、降っているのかいないのか、わからないような静けさは、傘を差すまでもなく行ってこられた。お花を供えて、お菓子を置き、話しをして再来を告げて帰宅した。夕方には、研修があって勤務先に向かう。数学のややこしさは、半端ではない。
そう言えば、パソコンを教えてくれた師匠は、数学も物理も、コミックや専門的な論文まで、ジャンルを問わず、得意としていた。あれは凄い。どういう頭脳構造をしているのか、疑心暗鬼で眺めていた。今頃は、亜空間にでも紛れ込んでいるかも。音沙汰がない。
小説も、長編を読みたいのだが、布団に潜って1時間が限度。眠ってしまう。最近は、寝不足です。平岩弓枝氏の『西遊記』を再読しよう。悟空の心のありように惹かれる。手塚治虫氏の『悟空の大冒険』は、当時中学生だった私には、衝撃的なアニメでした。
『白蛇伝』も、よかった。時代の移り変わりか、探偵物が多いが、実につまらない内容。シャーロック・ホームズや、名探偵ポワロ。名作に勝てはしない。アガサ・クリスティの作品は、女性とは思えぬ展開に胸が躍った。何処に仕舞ったかな?
一日、ゆっくりしていると、枇杷葉の細かいことが見え、傷んだ葉を外した。もう少し暖かくなると新芽が出る。傷口の瘡蓋が剥がれるように、むずむずしていることだろう。春を待つ心の、なんという晴れやかさか。洸溢れて、世界中に満ちていく。
枇杷葉の実が熟れていく。チャボの卵の大きさだが、これが5~7粒集まれば、案外重いのだ。枝が撓る。楽しみでもあるが、心配でもある。