枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

満天の星

2011年03月22日 | Weblog

 帰宅して、宇宙を観あげたら、満天の星が輝いていた。久々の星空の美しさに、眼を奪われる。木星は既に隠れてしまったが、今宵の星の煌きは、地震から10日振りに観えたもの。自然災害と言いはするものの、人災でもあるのかもしれない。

 人々は、この宇宙の美しさや、自然の摂理を、何時の頃から忘れてしまったのであろう。星を観るのに、ある程度の知識は必要かも知れぬが、専門的な学問がなければ、観れなかったり、天文台に行かねば観えないのも、何か哀しい気がする。

 星を観るのに、なんの気兼ねがいろう。どれほどの知識が必要か。心のままに、或いは静かに眺めることも自由でいい。どんなに優れた望遠鏡でも、その記録のデータを生かせるのは、人間の経験と、感にしかないようにも思う。

 旧暦を生かし、その季節の出来事や、習慣を見遣って、これはおかしい。とか、近々異変が起きる。というのを感じた人も居たであろう。人間の特殊な能力の、第六感は、極普通の人にでもわかることがある。正しく、人間の本能であろう。

 現代社会は、情報に振り回されて、真実が却って見えない。わかりにくい。膨大な資料の中から、自分の探している事柄を見つけるのは、至難の業。探し当てる方が難しい。ところが、長年の感と、地域にしかない事柄は、命を救ってくれもする。

 自然農法の薦めは、まさにこれで、災害を教えてくれるのは、小さな生き物たちである。人間は、その異変を見過ごさないことである。どんな偉い博士も学者も、事が起きてから慌てるのではなく、注意することを間違えないことだ。

 雪の止んだ朝、皮を脱いで出て来た。ふわふわの感触が銀河のしっぽです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする