空を見上げているが、未だ雲は疎らである。鰯雲が流れるような気配がない。赤とんぼも見えない。温度・湿度共に、夏の色が濃い。朝顔が咲いては萎む。サルビアが満開になり、薔薇は真っ盛りになる。百日紅が風に揺れる。
一日、ぼんやりと宇宙を観ていられたらいい。庭の草木の中に居れたらいい。とかは思うが、いざとなると、本を読んでいたりする。或いは、思い立ってあちこちを磨き立てる。貧乏性だな、と苦笑する。金銭的な余裕はない身であれば尚更である。
猫の額ほどの土があれば、食べ物は作れる。が、如何せん、自然の生き物も棲んでいる。双方の納得のいく条件は、無いに等しい。人間の立場ばかりで、何等相手に譲歩したものではない。日本川獺が絶滅したそうだ。ならないことの方がおかしい。
明後日の金曜日には、原発の集会がある。夏休み最後だ。どの位の人間が集うだろう。世論調査でも、脱原発への関心が増えている。福島の、長崎の、広島の、人々の心を思うにつけ、反対の意思表示をしないといけない。と切に思う。
月と金星。月面着陸したアームストロングさん。今頃は、月面を闊歩しているだろうか。