8月も終りである。旧暦では、文月の半ばになる。暑さも凌げるようになって、蝉の声も次第に遠ざかる。虫の声に聴き入る。日中の暑さも、我慢できるようになり、朝夕には一息をつけるのがうれしい。なにはともあれ、室内での扇風機は止めた。
ドクダミが青々と繁っている。枯れゆく前に、抜けそうだ。体内の毒素を、排出してくれる働きは、このドクダミを措いて他はない。内臓の機能低下も、素早い指示で回復させる。枇杷葉と合わせれば、鬼に金棒になる。
この時期には、何となく体がだるかったり、気力が低下してきたりで、全体的にパワーダウンしてくる。冷房が必要以上に体を冷やし、物憂げな状態を作り出す。自律神経失調症は、そういった要因が原因なこともあるが、見た目は何処も悪くない。
人間の体には、表面上にわかる場合と、どんなに調べても、原因が不明のことがある。そういった時、枇杷葉茶は覿面、効果を現せる。然しながら、それだけでもない。枇杷葉茶の採った時期、湧かす水にも影響が少なくない。
心神の状態には、微妙に異なる周波数が存在し、同じ物でも、個々に適応力が違ってくる。その人を取り巻く環境や、人間関係にも影響がある。これらは神の意思に因って、決められたものであり、生まれ持った運気を変えることは不可能に近い。
自然治癒能力を上手く生かし、パワーアップさせ、機能回復に力を発揮させるのが、枇杷葉でもある。禍転じて福となる。のが、枇杷葉の素晴しさなのだ。それでも絶対に効くとは断言できない。言うなれば、それが枇杷葉の力かもしれない。
昨年の、袋をかけた枇杷葉。甘くて美味しい実が、たくさん採れた。