寝ようとすると、台所で、廊下で、かさごそ物音が始まり、すばるが駆ける。電気を点けると成りを潜める。蝿叩きで仕留めるが電気を消すと、再び三度と繰り返す。仕事を優先か、安眠かである。昨夜は、ついに意を決し、流しの下を掃除した。
いましたねぇ。小さいのやでかいのも含めて、20匹は捕まえる。すばるが狙いを定めているので、ゴミ箱に捨てる。然し、それにしても、糞の量にびっくり。濡れた雑巾で、拭いていくが、よくもまあと思うくらい夥しい。眠さも消し飛んで作業に没頭。
出した品物を、綺麗に拭いて、片付けを終えたら、２時間近く経っていた。幸いに、風が吹き抜けて、涼しかったのはありがたい。外は雲の多い宇宙で、月こそ輝いてはいるが、星はちらほらとしか観えない。百日紅が風に揺れており、夏真っ盛り。
今朝は、普通通りに起きたが、すばるのじゃれつきに足が出ない。行こうとする方向に突進する。餌を器に入れ、トイレを換えてやり、枇杷葉茶を容れる。意外と飲んでいる様子に、ほっとしながら、毛艶の好さに驚く。茶色く見えたのが漆黒に転。
先月の２８日には見かけた、虫眼鏡が消えた。すばるの悪戯だと思うが、何処に行ったものやら。失せ物・無くし物で、髪飾りが2点と、置き場所を勘違いか、虫眼鏡が見当たらない。カーテンも新しいのを買う予定だが、ビリヅタであるのが侘しい。
猫は、夏の時期が毛が抜け変わる。雑巾掛けは欠かせない。洗濯機で洗っているが、ハイターに浸け置く。もう少しの辛抱で、冬になればおとなしくなりはしないか。トイレは清潔にしてやらねば、他でされても困る。枇杷葉茶で、臭いが消えている。
少し静かになった。何処かで昼寝をしているのだろう。人間で言えば、未だ3歳位かな？事の善し悪しは理解でき、顔色を見ながら、悪さをしている。叱ろうとすると察し、一目散に逃げ手隠れる。名前がすばる、と分っているので、じっと見上げてる。
今年の元旦に。この位から、寒中にかけて咲くと、結実は必ずする。実付きもよく、甘くて美味しい。
