秋の気配も濃くなる頃となり、そろそろ水無月も終わる。今年は、閏皐月が入っているので、大幅に月日がずれる。花々の咲くのにも、季節感が薄い。朝顔等やっと本格的で、桔梗も名残咲に忘れたように咲いている。秋の花と言われる所以。
昨夜は、蒸し暑く中々寝付けなかった。早朝から起きた割りには、気分が高揚していたらしい。文庫を読みながら、うとうととしたが、それもすばるが破る。間仕切りに駆け上がって、飛んでいる。猫のサーカスをする心算か。バリバリドタバタン。
小さい頃、風呂敷を首に括って、押入れから布団を落とし、そこに跳んでいた息子を見たようで、可笑しくてならなかった。布団を外に干している時にはしない。雨で遊びに行けない日に遣るのだ。それも、一寸の隙に仕出かす。腕白の悪戯。
銀河が居なくなって、暫くは静かそのものであったのが、急に騒々しい。従って、置物や何やかや、手近な所にあるためで、片付けようにも仕舞えない。それが当たり前で面白いらしい。ふなっしーが崩れる。そこら中、散乱して足の踏み場も。
リエさんから送られてきた、梨は幸水で、早生の一種だろう。玉の大きさも格段に立派で、1個で十分な腹具合になる。友人、知人、娘夫婦に分け、その残りを職場で戴く。父の郷が鳥取なので、東郷へは何回か梨狩りに行ったことがあるが。
そろそろ黄金桃が出荷される。殆んどが缶詰で出回るので、生の味は知らないことも。あの少しばかり酢ッぱさの味がいいのだが、季節限定でもある。白桃も、清水白桃が上品で美味しいが、他の種類も捨て難い。葡萄と林檎も注文済みだ。
人間が、宇宙を観上げるのは、何を目的とするのだろう。主には、農耕の時期や、作物への影響を知り、潮の満干潮や月の満ち欠けにも留まる。暦は、重要な役割を果たしてきた。昨今は、人間の勝手都合の優先となっているのは淋しい。
何も考えないで、宇宙を観る。そこに輝く星々に、生きていることを感謝する。命のあることに祈る。