おおっ!天気である。早速に蒲団を広げ、洗濯機を回す。庭の青紫蘇を取り、茗荷の茹でたのを、丁寧に剥いていく。酢飯は混ぜているので、山葵とお酢を用意して、握りにしていった。上司に約束していたのと、他の部署の方にも、何時も野菜をもらうので持って行く。その帰り、Aさんちに寄る。
水を分けて貰い、イタドリの漬けたエキスを渡す。直ぐに容れ物を換えてくれて、丁寧にお礼を言われるが、こちらこそ、何時もお水を分けて貰っているのに、他ならないのです。枇杷葉の生葉が要る、と言われるが、蒲団を干しているので、一旦帰宅する。ドクダミも摘まねばならないし梅の実も。
天気が良ければ、することは多々あり、のんびりとしていると、陽は傾く。すばるのトイレも掃除をしておく。枇杷葉茶を飲むので、臭いは酷くはないが、それでも気持ちが悪いだろう。洗濯機を3回回し、乾いた洗濯物を仕舞い、やっとこ昼食にする。握りでなく、茗荷と青紫蘇を散らして食べる。
明日は、孫の通う中学校の体育祭だ。午前中の休みをもらって、行く予定だが、応援に走ってくれるだろう。日曜日は昼食を作るので、これは休めない。月曜日は、午前中だけの勤務とする。夜勤者が初めてなので、援けてやらねば困るだろう。上司の許可をもらって出勤。自分の立場に置き換えれば。
その後、郵便局に出向き、桂文我さんの落語チケットを申し込む。枇杷葉の生葉をAさんに届け帰宅。すばるがおかんむりである。お腹が空いているのか、と問えば、違うと答える。ほったらかしが気にいらぬようだ。窓も網戸にしておいたのを、拗ねているのが可笑しい。桑の葉が伸びているのを伐る。
シモツケと夏枯草を摘んで、備前焼きの壺に挿す。間違って折れたツワブキも入れると、すっかり夏仕立てになる。桑の実に、ヒヨドリが来て啄んでいる。ギャアギャアと騒々しい。時鳥って、真夜中に啼くんだ。夜中に眠ろうとしかけたら、天辺禿げたかと聴こえて来る。生前の父はこの鳴き声が苦手。
勤務途上の畑にある枇杷が、黄色くなってきていた。袋を掛けていないので、熟れようがよく分かる。序でに、河の土手を見ていたら、藪の向こうに栴檀が咲いていたのに、びっくりした。まさかの大発見である。田舎の事情ではあるが、当地には多くあることにも驚く。だが、どんな目的かは知らずだ。
我が家の枇杷葉。長崎茂木である。孫が小さかった頃から生り始め、今も鈴生りになっている。