枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

卯月、芒種・小潮

2018年06月06日 | Weblog

 二十四節気 芒種 芒(のぎ)のある、穀類の種子を蒔く、大切な時期なので、芒種と言う。毎年六月六日頃である。そういった季節に打ってつけの雨に、精神の箍が外れて、動けなくなってしまう。早朝、と言うか、起きなければならない時間である。弁当の用意は、昨晩にしてあるので。

 勤務先に連絡を入れるが、応対している同僚の声さえ、判別できない。上司にも連絡しなければ、という思いが頭を掠めたが、不甲斐なく蒲団で眠りこけ、気づけば昼前である。出なくてもと着信だけを残しておく。もう無理なんだから、歳を考えないと、という気持ちと、来年の春までは。

 この年齢まで、務められたのが不思議な位で、何とか自分を保ってきたが、それにも限界が来ているのだ。やっぱりね、そうだよねと独りごちる。介護の仕事はきついし、金銭的には少ない。最終的に、何とか資格で以っているが、それも段々と怪しくなって来た。年齢には勝てないものだ。

 何度も挫折してきた今は、潔く辞めてしまいたい。うじうじとする必要もない。それが出来ないのは、自分の優柔不断のせいである。枇杷葉や、薬草だけでの賄いでは、到底成り立たないので、金額は少なくても、仕事を見つける必要もある。然し、田舎では何処を探しても、高齢者には。

 自分の特技や軽作業なら、至って簡単に見つかる、と思うだろうが、そういった類のことは、仕事ではなく報酬はない。介護関係の仕事でも、依頼件数は限られる。伝手もあることだし、先ずは信用性のこともある。そういったことこそ、気疲れがして続かない。出不精の性格が災いなのだ。

 だが。健康でいられること。何とか生きていられることを感謝し、自分のことは凌いでいかねばならぬ。日々の暮らしを見直し、これからのことも視野にして、備えていかねば。夏は、暑さには我慢できるが、冬の寒さに耐えれるかだ。身体を鍛えて、向き合わなければ、冬眠する手もある。

 枇杷葉の実が、大きくなってきている。たくさん生っているのが、掛けた袋が破れてしまい、そろそろ色づいてきたのが分る。来週辺りには、熟れて来るだろう。旧暦の皐月になるので、菖蒲も伸びてきており風呂に浮かべられる。独特の臭いがするのが特徴で、花菖蒲とははっきり違うよ。

 小さな庭だが、所狭しと枇杷葉を植えこみ、何かと花も植えている。季節になると咲き出す。

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