菖蒲の新芽が長くなってきた。と感じる頃には、丁度端午の節句となる。季節は正しく周り、草花は決して忘れないものだ。今晩は菖蒲湯にして、香りを楽しもう。夏風邪を引き難くにもなるかしら?男の児の節句なのだが、店頭には置いていないだろう。知人との約束に、持って行こうかな。
本日の予定では、桂文我さんの落語を、市内まで聴きに行くが、その前に、昔の知人に会う。どちらも枇杷を持って行くようにして、りささんのと暁子さんのを採る。これは丸い実で、房州枇杷だ。長崎茂木も入れておく。味はまずまずであろう。歪なのは送れないので試食してみると、甘い。
リエさんからも、お礼の電話が入り、凄く甘かったとよろこんでもらえた。市販品の形のいいのは、甘くもなくてがっかりとのこと。まあ祝島のは、多少の外れはあるが、比較的甘い方だろう。糠と塩が程好く効いているのもあり、無農薬の拘りも大きい。何よりも自然からの恩恵があり難い。
残るは、フェンスのと白枇杷で、後半の収穫になる。これは、中々熟れないのだ。サンタさんに送ったのは、淡路田中だが、今年は格別な大きさになった。加えて甘酸っぱいと思える。この味が好きで、丹精込めている割に個数が少ない。今年は剪定した方がいいかな?初生りも美味しかった。
野鳥が啼き交しているが、我が家の味を占めているらしく、あらゆる物に群がる。ブルーベリー等、先ず熟れたのがない。無農薬の味に気づいたようだ。枇杷葉の実も袋の上から啄む。大きな穴が開いておりびっくりする。まあ、人間が全部を口には出来ないので、多少のことは言えないもの。
すばるでさえ、枇杷葉茶を好むので、これは品質と水質にも依るが、我が家の枇杷葉茶は最高の味である。カルキの入った水道水等、口に出来ない。Aさんちの水を分けて貰えるからだ。自分が元気でいられることにも、Aさんご夫婦がおいでのことにも。居なくなれば無理と知っているので。
風のよく通る日で、洗濯物の乾きも早い。出掛けるのに、衣類を見たらアイロン掛をしていなかった。慌てて遣ったが皺にもなる。片の痛みに我慢せず、枇杷葉の生葉を貼っていたのが効いた。然し、アイロンは手強い。コツがあるのですね。冷房から逃げるので、羽織物を忘れないように出す。
昨年の枇杷葉の袋掛け。収穫は上出来で、たくさんの熟れた実が採れた。鈴生りにうれしかった。