施設の外出も、天気次第であり、その方たちの気分や、職員の声掛けのタイミングにも依る。最低限のことには、職員の寄り添いが重要で、心を添わせる必要がある。本日が最終日で、薔薇は咲き切っているが、それでも名残はあって、訪れる者も意外に多いのだ。午後からの外出で、二往復する羽目に。
車は二台で、車椅子専用と、タイプの違うので行った。運転手は二人に、助手がわたくしである。人数制限があるので、二往復となった。駐車場からは直ぐであるが、高齢者に取っては長い距離になる。足元がおぼつかなくて、危なっかしいことこの上ない。外出の証拠写真も撮らねばならず、慌てるよ。
施設に戻って、一息入れて記録を書き、ほっとするが、早4時である。そこから夕食の支度に取り掛かる。職員の分担は決まってはいないので、お互いの出来ることと、見守りをする。この見守りが曲者で、見張りとは大きく違うし、言葉での暴力もあるので添うことが大切になる。さりげなくが難しい。
宮部みゆきさんの、あやかし草子をやっと読む。挿絵が変わったので、ちょっと戸惑ったが、この方は宮城谷昌光さんのも書かれているので、馴染みは深い。文庫で、泣き童子と三鬼だ出ているので買おう。おちかさんの婚礼が決まり、舞台はそのままだが語りが変わる。三島屋も賑わいをみせてきた。
指輪物語。DVDは長いので疲れる。活字の場合は、好きな時に読み砕いていけるので、そこまでは思わなかった。好みから言えば、ナルニア国物語の方がいい。それにしても、銀の椅子からがさっぱりではないか。忘れた頃に封切りになるのかな?古典SFは雑なようで、面白さが違う。夏への扉最高。
蛍の飛び出す季節である。ドクダミの花が咲いたのを、せっせと摘んでは切る。枇杷葉の実も、少しづつ熟れてきた。新月になった頃が食べ始めかな。リエさんのはたくさんの袋を掛けているので、一度には送り切れない。サンタさんも待っていてね。昨年には3粒程だったけど、今年は何とかあるよう。
月と金星が西の宇宙に懸かる。子どもの頃には、当たり前のように思っていたが、歳を重ねて神秘さが。