本人には(本猫)手伝っている心算らしい。ドクダミを摘んで切り、新聞紙の上に広げているのを、傍で見ていて、僕も出来ると思ったらしい。右手でチョイチョイをしている。じっと見ていたら、ひっくり返して乾燥させるのを遣っている。でも、外に出してしまう。単なる悪戯かな?
それを数回繰り返すので、こちらは考えてしまう。そうか、手伝ってくれているんだと納得するが、そこは猫である。やはり面白くなって、ドクダミの干してあるど真ん中に座って、チョイチョイする。その様子も可笑しく、叱れないのだが、そこら中に散らしているのは困るので駄目。
猫の習性だから、動く物や音のする物には、敏感に反応する。大きな音にはびっくりして、子どもは基本的には好かない。飼い主にも依るが、姿が見えると隠れる。孫でも素早く居なくなるのに、他所んちのには唸り声さえ出す始末。相当に毛嫌いしている。銀河は、上の孫だと近寄る。
すばるも同じだが、これは孫の方が拒む。下の孫は捕まえて無茶苦茶をするので、隙あらば逃げる。皆が居なくなった後では、何で僕んちに来たのよ、と啼いて訴えるのも可笑しい。そういう時には抱っこをせがむ。図書館まで行っていた留守が淋しく、傍のチェアに寝そべって寝息を。
雨がぱらつきだし、蒲団も干していないので、のんびりできそうだ。介護の勤務には、値に見合う報酬が少ないので、生活も苦しいもの。誰も助けてはくれずで、辞めてしまう者も出る。然し、自分の都合勝手ばかりで辞めるのではなく、切羽詰まってのことだ。それを他人がとやかくは否。
加えて、そのことを非難して、移動を厭だとは言えまい。人数も最低限の勤務であり、自分都合ばかりは困る。こちらも年齢のことがあるのを、何とか業務に携わる。若い者が、真摯に業務をしていかねば、誰が出来ると言うのだろう。辞めて済む問題なら、こっちが早々辞めております。
勤務中に、無駄話をするのに注意すれば、仕事の話だと突っぱね、しんどいからと休憩時間の無い者が休むのは、基本的に間違っている。体調管理が出来ていないと、自分に返って来るもので、そうなったら一朝一夕には治らない。根気と言うか、持続するというか、辛抱に尽きるとも思う。
最近、枇杷葉茶を飲んでいる者が増えたが、これが何時まで続くか、心得違いをしないで遣れるかは別だ。自然治癒能力は、誰にでも備わっていて、遣り方や時期に依っては、効果が表れることもある。方法を間違ったのでは、治る見込みは全くないのだ。それをこちらのせいにされても。
6月の中旬位から、少しづつ熟れて来る。これはリエさんのだが、思いの外たくさんの収穫が。