平成の次の年号が、国民の混乱を避けるために、4月になったら発表とあった。現天皇陛下が、生前退位なのだから、分かってはいることである。特には何もないだろうに。あるとすれば、他の重要な案件を可決させたり、便乗してやらかすことだ。小賢しいというか、注意を怠るまい。
仕事である。背中が疼いてしまうのだが、出勤せねば人員が居ない。台所の業務があり、何よりも重要なことでもある。食事を提供するのに、段取りを考えてしなければ、他の業務に障りが出る。実際、台所が悲惨な状況に陥って、その片付けの方が一苦労でもある。諦めてはいるが。
今朝も大霜である。寒いが仕事なので、気合を入れて起きる。三が日の予定の、雑煮を作り戴く。例年なら散し寿しを作っていたが、今年はどうにもする気が起きない。気力の低下には、疲れが大半で、何もせず眠っていたい心境である。昔のように、身体が動かないのも仕方がないや。
熊が冬眠するが、人間も機械に囲まれて、生命維持装置の中で眠るのだろう。地上の交通事故も、環境保存にも問題なく、人間は消える。そうして、マザーコンピューターの動きで、人類は管理され、選ばれた者だけが、機械に操られて各国に散らばる。地上には汚染土が果てしなく。
すばるは陰猫である。人間に慣れないというか、飼い主に似ていて、人間嫌いでもある。娘夫婦が年始に来たのを、怖がっている。我が家に来て、やっと慣れたかに、リエさんの所に出掛け、留守中を頼んでおいたのが、姿は見せなかったと言う。そうしてみると飼い主には馴れたか。
歳を重ねると、早朝は好いが、夕方からの運転は、視界が狭くなって困る。然し、身体はどっちにしても、衰えていくのを待ってはくれない。何だかんだと騙し、慰めての仕事である。動きも鈍くなって、頭の回転も遅い。これで、何もしないで居たら惚ける。現状維持が望ましいのだ。
明日は休み、翌日は勤務で霜月も終わる。日本に四季があり、暦を用いるのに、西暦も使う。かと言って、西暦だけだと、不便なことが侭起こり得る。古の人々が考えていたことには、星の動きと、太陽や月の関係も深い。今や、宇宙を探索であって、単に観上げてということが減った。
宇宙からの声には、とても重要な意味が含まれているが、人類は聴く耳をもたなくなった。