今朝は雨が絹糸のように垂れ、音も無く降る。気温は凌ぎ易いものの、薔薇は虫に齧られ蜘蛛も影を潜めて作業滞る。百日紅・薄紫と紫に次いで、桃が咲き始めた。剪定を強めにしたから、今年は咲かぬかもしれないとの矢先綻びた。
桔梗の白と薔薇も、雨に色が薄れてかと空を観上げてしまう。家籠りにつき、世間情勢に疎く無関心事が多くなるが新聞読む也。年金暮らしの中、他人からは贅沢な向きと思われても活字は切り離せなく休刊日に退屈して上の空となる。
珈琲も然りで、出かけないから挽いて淹れ飲む日常を愉しむ。皆其々に異なるから、支えることもでき繋がれると至福の一時を過ごす。相手への依存が増え、己の欲望を抑えられねば不平不満となる。片方が外すと倒れるか、こけるわ。
枇杷葉の焼酎漬けをしておくと、アスファルト舗装で転んだり・擦り剥けた時化膿しない。殺菌力に優れ再生力も働き、解熱にも役立つ。生葉は何時でも採れるが、旧暦冬の時期。夏の時期、新芽を繁らせて葉を堅くさせる準備中とも。
火傷や打ち身・切り傷への生葉湿布へ用いるは、焼酎付けが無い時。堅くてごわごわ緑色を数枚外し、患部に貼る。火脹れが起きていても、破らず痕を残さない。エキスがあれば更に佳し。