こめかみがピキッと来ると雨。耳が痒いのも雨になる。体調にも依るが、略当る確率が高い。最も、天気予報を聞いていればわかること。然し、自宅では端から点けないので、風向きや湿り気での判断をする。棲めば都とも云える。
それにしても寒い。旧暦で云えば弥生であるから、致し方ないとは思うが。勤務先では薄着でいいが、帰宅すればそうもいかない。着込んでみたが寒いので、ストーブを点けた。山には桜が満開であり、藤の花も垂れ下がる。
自然に落ちた実が芽吹いたのは、其処で咲くから美しい。山笑うとは、この景色。新緑に彩られて、微笑んでいるように見える。人間の行けない場所で咲く桜は、変幻自在。桜の精が緩やかに舞を舞っているようでもある。見事、見事。
青空市に行くまでの沿道には、八重桜が連なる。これもまた、見ように依っては綺麗である。桜は、儚く散るのが趣もあるが。まあ、桜には罪はない。明日の昼食は、筍寿しだ。定番の具を入れてだが、旬の物には筍。お吸い物には三つ葉。
鯛があればよかったのだが、鮮度があるので断念。そこにあるもので、できる料理をする。倹約と節約。酢飯が美味しければいいのです。ご飯は、出し昆布を入れて炊く。できる限りシンプルなこと。試行錯誤の結果、上手くいくのだ。
そう言えば最近、外食をしていない。手の混んだことはしないが、素材を生かす料理には、自然からのエネルギーをもらえる。タラの芽と雪ノ下の天麩羅は、塩味にしたら美味しかった。弁当と晩ご飯にする。リエさん、食べた?
出し巻き卵が食べたくなった。自分で作らなければ食べられない。仕方ない、作ろう。人参とじゃが芋、玉葱があれば、おかずには困らない。加えて卵があるとしたら、贅沢な食卓だ。料理の苦手な私にも、凌いでいけます。
長崎・茂木枇杷葉。枇杷葉の剪定をした直後。かなりすっきりした状態。手前の枝がなくなって、広々とした。