フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

涼を運んだ台風9号

2010-09-08 | 日記

今日は、台風9号が日本海側から上陸してきた。異常熱暑となると、台風のコースも異常になってくるのかな。朝方、風が強くなり、戸をがたがたゆすぶるので、つい目覚めてしまった。その後、一時強い雨が降った。うつろうつろしながら、庭の木々は喜んでいるであろう、と思う。

そう言えば、八ヶ岳の畑に播いてきた大根の種も、被害にあった地域には申し訳ないが、台風がもたらしてくれた雨のおかげで上手く芽生えてくれるかもしれない。

それでも雨の後は日差しが強くなり、暑さがぶり返してきた。

午後は、フルートを練習する。暑いので、出歩くこともなく、フルートに専念する以外にやることが無いのがいい。

まずフルートの構え方のチェック。中野真理さんの教えが具体的だ。
中野真理「フルートのしらべ」より

「フルートは下に落ちないように支える 左手人差し指の付け根にフルートを乗せ、手首はおみこしを左肩に担ぐときのようにして、フルートの重さを支えます。その形で唇にあてれば手前に回転することも防ぐことができます。
 左手人差し指に楽器がしっかり乗っていないと、C♯の運指の時にフルートが手前に回転してしまいます。手前に回転するのを防ごうとして、右手小指で支えてしまうのです。その結果、右手親指にも力が入り小指は突っ張り、指の動きに大きく影響します。しかし、左手の持ち方がよければ、必然的に右手も楽になり、運指もスムーズになります。右手親指は、人差し指と中指の真ん中あたりを軽くつまむように持ちます。力はいりません。」

フルートが回転してしまう点、右手親指に力が入る点などが私には当っているように思うので、そうならないようにチェックする。

次にロングトーンをゆっくりを吹く。「音の同質性」を意識して、唇、指、腕の力を抜く。下腹で音を支える。むやみに強く吹かない。
「毎日の練習」はパターン10だ。高音のスタッカートが鳴りにくいので、テンポを落とし、確実に音を出すように心掛ける。

「ロマンティック・エチュード」はNO16「Cantabile alla Moderna」テンポ76でやる。コンスタントなテンポで吹けないのが悩みだ。テンポが直ぐにぐらつく。テンポに注意すると、今度は、高音F♯がきちっと鳴らない、やっていて自分のふがいなさに腹が立ってくる。我慢我慢。
曲はバッハのポロネーズ、まずは間違ってもいいから全曲を通して演奏する。その後、運指のつかえるdoubleの練習を繰り返す。右手薬指が、スムーズに上がらないのが悩みだ。どうあってもこれは指に教え込む以外にないだろう。辛抱辛抱。

パディヌリはテンポを落として確実に音を出すようにする。

今日は八ヶ岳フルートアンサンブルの「カルメン」はちょっとお休みさせていただいて、残りの時間を「名曲31」の曲の練習に当てる。
フォーレの「シチリアーノ」「子守唄」は丁寧にやる。旋律が美しいので吹いていて楽しい。後はビゼーの「アルルの女」だが、今日は意外とスムーズにアルペジオが流れたので大いに満足する。

夕方、息子と一緒にトヨタカローラ枚方まで車を見にいった。西名阪、近畿道を通り、門真Jから枚方学研までは新しく開通した第2京阪を走った。この区間の第2京阪は、ガラガラ。ほとんど車が走っていなかったが、京都南から枚方の人は便利になるだろう。複雑な料金体系になっているようだ。