フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

秋深まる

2010-09-26 | 人々との交流

未だ夜が明けていないうちに目覚め、外を見ると空が澄んでいる。
外気温5度、室温14度、湿度50%。

山の写真を撮りに出る。南アルプスは雲ひとつない空の下に、ど~と座っていた。八ヶ岳は、赤岳にわずかに雲がかかっているが、肩の小屋はよく見える。

日が射してきて明るい庭を見ながら朝食を食べる。畑のバジルが乗った目玉焼き、野菜ソテーとミョウガの味噌汁、それで十分美味しい。

朝食後、庭に出る準備をしていると、デッキで何かが動いたような気がした。何かと思ってよく見ると、小鳥だ。それもまだ幼鳥かな。ガラス戸にでもぶち当たったのだろうか、全く動こうとしない。心配になり手に乗せてみると、脚は折れてはいなかった。
デッキの餌台に乗せてやると、いつの間にか、いなくなった。

今朝は、かなり冷え込んだので、薪ストーブを焚く準備をしよう。薪小屋に積んでいる薪をガレージの薪置き場に運んできて、積み重ねた。その作業が終わった時、丁度、昼食の時間になった。

午後、まずはフルート練習。ロングトーン、「毎日の練習」NO1パターン4を音の響きに気をつけながらゆっくりやる。NO7運指練習パターン1をやっていると宅急便の会社から電話が入った。アダージョの森の場所を教えてほしいというので、詳しく教える。しばらくすると、宅急便の車がやってきた。待ちに待っていた、京都で山野草を育てられている方からの、山野草の苗だ。トウテイラン、ササユリの球根、エビネ、浜菊、それにベニバナヤマシャクヤクの種だ。これだけのものを送ってくれる方の親切さに、本当に頭が下がる思いだ。清里の冷涼地で根付かせることができるかどうか、正直自信がないが、できるだけのことはやってみよう。早速、植木鉢に腐葉土をたっぷりと入れ、苗を植え替えた。

その後、約束していたPjmamaさんが訪ねてきてくれた。もちろん、ジャスパー君も一緒だ。生後8か月のジャスパーは車から降りるやアダージョの森の中を走り回って喜んだ。特に好きなのは、桜の木の枝だというので、投げてやると、全速力で取りに行き、持って帰ってくる。文字通りレトリバーだ。ところが取ってきた木の枝を、大事にしゃぶり出して、こちらに渡してくれない。その後も、山椒の植木鉢を加えて走り回り、Pjmamaさんが「ジャスパー!NO!」と後を追いかける姿がほほえましかった。生憎、雨が降り出したので、お帰りの時間になった。

雨脚が強まり、夜はますます冷えてきたので、いよいよ薪ストーブの出番だ。今秋初めての薪ストーブだ。久しぶりに薪が燃える輝き、匂いが帰ってきた。しばらくすると
部屋は、ホクホクに温まってきた。もちろん夕食の銀河ビールもどんどん弾んだ。今日も色々楽しいことがあった一日だった。