フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

備前焼きの里から瀬戸内へ

2011-03-02 | 旅行

関西にいる間に、西の方面の旅行をしておきたいと思っていて、今回は、「日本6古窯」と言われているものの一つ、岡山の備前焼きを訪ねた。

最初に、山陽自動車道を備前ICで降り、JR伊部駅前の「備前陶芸美術館」に行く。


結構大きな建物で、備前焼人間国宝である金重陶陽、藤原啓などの作品や若手陶芸家の作品が展示されていた。

窯変という手法の説明があった。胡麻は、窯焚の最中に、薪の灰が融けてゴマの様なぶつぶつが生地にくっ付く事によりできる模様。
桟切(さんぎりは、金・青・灰色などのさまざまな模様。火襷(ひだすきは藁を巻き鞘などに詰め直接火の当たらない場所で焼くことによって、生地全体は白く、藁のあった部分は赤い模様になる。牡丹餅(ぼたもち)は焼成時に作品の上に物を置くことでそこが白くなる。そのカタチが牡丹餅のようになることからこの名がつけられた。他に青備前、黒備前がある。

備前焼きはそれらの手法の違いはあるが、釉薬を使わない素朴な味わいが魅力だ。伊部駅前には、沢山の備前焼窯元があった。そのうち数件のの窯元を訪ねる。同じようなものでも、相当な値札がついている。値札ついているとついつい値札を見てしまうが、ついていなければ、ぱっと見だけではほとんど違いが分からない。

2時過ぎまで観て回ったあと伊部を後にした。2号線をを西に走る。途中の岡山バイパスは、自動車専用道路になっていて、まるで阪神高速の様な感じで、どの車もすごいスピードで走っていた。

今日の宿は、鷲羽山温泉。


部屋からは瀬戸内、塩飽列島が望め、大小の船が夕日を浴びて行き交いしている。


夕食は鯛の海鮮料理だが、まずまずか。しゃぶしゃぶ、鯛飯が美味しかった。