フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

倉敷へ

2011-03-03 | 旅行

今朝は風も止み、瀬戸内の波は穏やかだ。
朝起きると早速、温泉に浸かる。炭酸水素分が多くややアルカリ性の泉質だ。
ぬるぬるするというほどでもない、無色、無臭、無味、透明。源泉温度40数度、循環湯だ。

泉質うんぬんより、ここの露天風呂からがいい。左は瀬戸大橋、右手は塩飽く列島と、素晴らしい眺めだ。
入浴している客も数人で静かなのがいい。

朝食はいつも通りのバイキング。メニューは、どこへ行ってもあまり変わらない。食事の内容よりは、船の行き来を見ながらの朝食を食べれるのがいい。普段味わえない光景だ。

食後は、倉敷へ。水島コンビナートのあたりは、凄い工場群だ。

9時半過ぎ倉敷の美観地区に着く。まずは大原美術館へ行こう。何年前か忘れたが一度来たことがある。
大原美術館には、倉敷紡績の大原孫三郎が、洋画家の児島虎次郎の協力を得て収集した洋画が展示されてている。

入り口にはロダンのカレーの市民が立っている。

エルグレコの「受胎告知」はさすがだ。いま描き上がったかのような新鮮な雰囲気が流れて出ている。良かったのは、コローの「ラ・フェルテ=ミロンの風景」。パリの北東部に位置する小村で描かれたとのことだが、田園風景の空間の広さがいい。

その後「倉敷美観地区」を回る。丁度、結婚式を終えた新郎新婦が船に揺られていた。
昼食は、旧家の街並みが続いている「本町地区」の町家を改装したレストラン。


そこで、煮込みハンバーグを食べる。

食後は、付近の古い町並みをぶらぶら見て回った。ここでも「備前焼窯元」と書かれた店が多かった。当初、もう一度備前に立ち寄ろうと思っていたが、ここで備前焼きの手ごろな、とっくりとぐい飲みがあったので買うことにした。それで、帰りは、備前に立ち寄らず、大阪に直行する。

途中の山陽道は天候が大荒れで、大粒の雪に見舞われた。今日は驚くほどの寒さだ。