森の中の薄暗く湿ったところに、サラシナショウマが咲き始めた。鼻を近づけると、どちらかというと悪臭に近い香りがする。
サラシナというのは、「葉を水に晒せば食べられる=晒し菜」と言う意味だそうだ。
白い花がブラシのように咲いていて、風にそよいでる姿は、秋の風情を感じさせてくれる。アダージョの森に自生している大好きな植物のひとつだ。
今年の夏に、暗い森の中から、少し日当たりの良い花壇に数株移植したが、元気良く咲いてくれているのがうれしい。
湿ったところが好きで、乾燥に弱いのが、気を付けねばならないところだ。
学名:Actaea matsumurae(= Cimicifuga simplex) 科名:キンポウゲ科サラシナショウマ属