フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

日本サクラソウが満開になった

2017-05-22 | アダージョの森

都会で「サクラソウ」として出回っているプリムラ・マラコイデスを見慣れた人にとっては、

「何だこれは」と思うかもしれないが、この花が古くから日本人が親しんできた日本サクラソウだ。

大声や大音響に慣れた現代、ピアニッシモの密かな響きの美しさが、本当に心に残る響きであることを忘れてしまったかのようだ。

江戸時代では荒川の原野に一面に咲いていたという。今では、ほとんどが消えてしまった。

根で広がっているサクラソウの小さな芽が沢山出てきた。いつの日か、春の庭が日本サクラソウで溢れる日が来ることを夢見ている。