春の雪が融けてからぐんと気温が上がり、今年初めて一輪のカタクリが開花した。
カタクリが咲き始めると、標高1100メートルの清里にもようやく春がやってきたな、と実感できる。
カタクリは、スプリング・エフェメラルと呼ばれている。エフェメラルとは儚いとかつかの間という意味の形容詞で、春のごく短い間に花が咲き、種をつけ、枯れていくカタクリにピッタリの形容詞だ。
芽を出したばかりのカタクリ
これは少し大きいが、全体が赤く染まっている。葉の中から蕾が顔を出してきた。
これは葉が緑色になってきた個体
これは、葉が食べられている
これは蕾が食べられているな。隣にも小さな芽が出てきた。
アダージョの森には南側、中庭、北側の3か所でカタクリを育てている。
今日の写真は、日当たりのいい南側のものだ。これから、中庭、北側のカタクリが芽を出すのが楽しみだ。