フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

国華園

2009-04-12 | ガーデニング

今日は、いつもどおりに、NHKの趣味の園芸を観る。内容は、モクレンだった。モクレンといっても結構いろんな種類がある。落葉樹と思っていたら、常緑のモクレンもあるとのことだ。確かに我が家にある、常緑のタイサンボクもモクレンと同じグノリアの仲間だ。

その後、国華園に行ってみると、びっくりするほどの人だった。天気もよく、春本番の陽気なので、野菜をやる人、花をやる人、みんな苗を買いに来ている。午前中、苗を買って、昼からは植えるのだろうか。私も、ヤマアジサイの「七変化」「清澄沢」「楊貴妃」を2本ずつと、マッハッタンブルーという派手な名前のベロニカ2本、レンギョウを1本買った。いずれも、清里で植えるものだ。

午後は、町会の役員会。これで3週連続、日曜日に役員会だ。いい加減堪忍して欲しいが、どうしようもない。町会の会費の徴収、防犯灯の付け替えなどを決める。

その後4時からカラオケボックスに行き、フルートを2時間ほど練習する。アンデルセンのエチュードNO5、テレマンのFモール、バッハのポロネーズ、などをやる。定期演奏会のパート練習は、出来なかった。

写真は、国華園で買った苗。

 


全体練習

2009-04-11 | フルート

今日は、フルートの第9回定期演奏会へ向けた全体練習があった。場所は、京都の長岡京。錦水亭というタケノコ料理で有名な料亭があるところだ。阪急の長岡天神の駅に降りてみると、昔行った時とすっかり様相が変わっている。市に昇格したからなのか、急ごしらえの街づくりが進み、何かごちゃごちゃしている。昔のゆったりした郊外の面影がなくなってしまっていた。

練習は、ドヴォルザークの弦楽セレナーデ(パートは3)、エルガーの威風堂々(パートは2)、バーバーの弦楽のためのアダージョ(パートは1)の3曲。ドヴォルザーク以外は、全くの所見だったので、ついていくのにやっとだった。エルガーの曲はよく知っているので、何とかなる雰囲気。バーバーのアダージョは、2分の4拍子という変わった曲なので、リズムになれるのに苦労する。

普段の練習では、低音がほとんどないが、今日はバスの響きが聞こえて、曲の厚みがよくわかって良かった。やはりフルスタッフで、練習するのが大事だ。

定期演奏会の本番は7月5日、あと3か月である。これからかなりみっちり練習しなければならないかな。


ナイター

2009-04-10 | 日記

今夜は、今シーズン初めてのナイターを見に大阪ドームへ行った。オリックス対ロッテ戦。オリックスは昨シーズンン、大石監督に代わるや、急に目覚めて、Aクラスになった。今年は、この流れに乗って、優勝を狙えるかどうかが勝負だ。

本拠地での初戦なので、大阪ドームには結構多くの観客が来ている。もっとも、先着者に、無料で応援用ユニフォームが支給されるので、これが目当ての人もいるようだ。私も、特に先着というわけではなかったが、入口でユニフォームをもらった。

試合は、一進一退の乱打戦で、見ている者は面白い。オリックスが10対8でロッテを下した。特にラロッカの3打席連続ホームランは、打った瞬間にホームランとわかる当たりで爽快そのものだ。

実際に広い球場を一望しながら、ひとりひとりの選手の動きをみていると、やはりテレビとは違う。特に客席での応援団の動きなどは、現場に行って一体感を味わうのが最高だ。ビールが旨いのは言うまでもない。


4月第2回目のレッスン

2009-04-08 | フルート

今日は、4月第2回目のレッスン日。職場を出て、先ずは、カラオケBOXに入り音出し。これをしておくとレッスン本番の時立ち上がりが早い。

レッスン内容は、先ずアンデルセンエチュードNO5。この曲は最初から最後までスタッカートと跳躍の連続なので、吹き難い。先生からは、またまたフレーズ感を持って意識的に吹くように指導を受ける。次は低音のメロディラインを強く吹くことだ。これが難しい。最後に中音F♯の運指は、早いパッセージのときは薬指ではなく、中指を使っても良いのでその練習をすること。前半は大分出来てきているので、真ん中あたりの、臨時記号の多いところを練習してくるようにといわれる。

次は、テレマンのFモール。強弱、スタッカート、スラーの違いを明確につけて演奏することが求められる。付点八分音符のトリルの演奏は、付点八分音符を伸ばすこと。

レッスンが終了したら、次の生徒さんの中年の女性が入ってきた。その方は大の阪神ファンで、昨夜の甲子園球場の逆転勝利の瞬間に甲子園球場にいたということから、阪神の話題で持ち上がった。私が「野球とフルートは変った組み合わせですね」というと、余りないとのことだと笑っていた。


水上勉「櫻守」

2009-04-07 | 濫読

在野の桜学者、笹部新太郎のモデル(作中は竹部庸太郎)と、彼に仕える植木職人弥吉の物語である。岐阜県荘川に御母衣ダムが建設されたとき、水没地にあった樹齢400年を越す2本のアズマヒガンザクラを移植(昭和37年)してほしいと、竹部は依頼される。樹齢400年もの老桜の移植には、植物学者をはじめほとんどの人は9部9厘は不可能と反対したが、竹部は最後の1厘にかけ、桜の移植工事を敢行した。困難を極めた工事だったが、桜を守り抜くという竹部の執念で、移植工事は成功した。今、その桜は荘川桜と名づけられ、岐阜県荘川の観光名所となっている。

ソメイヨシノについて竹部が語る言葉。「これは、日本の桜でも、一番堕落した品種で、こんな桜は、昔の人は見なかった。本当の桜というものは、花だけのものではなくて、朱のさした淡みどりの葉とともに咲く山桜、里桜が最高だった」「だいいいち、あれは、花ばっかりで気品に欠けますわ。ま、山桜が正絹とすると染井はスフということですね。土手に植えて、早ように咲かせて花見酒いうだけのものでしたら、都合のええ木イどす。全国の9割を占めるあの染井をみて、これが日本の桜やと思われると私は心外ですねや」

アダージョノ森には、幸いにして1本のソメイヨシノもない。あるのは、ヤマザクラ、ミヤマザクラ、イヌザクラ、オオヤマザクラである。今年も、朱をさした葉とともに、極淡いヤマザクラがもうすぐ開花する。