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フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

日常生活に戻

2010-07-16 | フルート

 ようやく時差ぼけも解消したのか、朝の5時過ぎに目覚める。 雨のことを全く気にしないで散歩に出る。すると、10分ほど歩いたころか 雨が降り出した。引き返そうかとも考えたが、あまり強い雨ではないので、そのまま歩くことにした。30分ほど歩いて家に帰る。

 朝食の後、旅行の写真をパソコンに保存しなおす。妻がおばあちゃんに旅行の報告をするからと写真をプリントアウトする。

 昼からは、旅行中ほとんど吹いていなかった、フルートの練習をする。ロングトーンを吹いてみてびっくりした。

 ほとんど音が鳴らないし、指も動かない。持ち方も妙に力が入ってしまう。 「毎日の練習」は、テンポ96では到底無理で、88ぐらいが丁度良さそうだ。それでも、スムーズに音が流れているとは到底言えない状況だ。少し練習をさぼるとこれだけ下手になるとは夢にも思わなかった。
 ところが、「ロマンティック・エチュード」は、指が覚えているのか、なんとなく吹ける感じだ。バッハをやってみると、これは全く駄目。曲になっていない。それは分かるのだが、どうしてもスムーズな演奏ができないのには参った。音も鳴ならないし、いっぺんに練習がいやになったが、まあ待てと自分を励まし、なんとか続ける。

 これを元に戻すには、練習しなかった日数分は、かかるだろうと自分を説得して、今日の練習を終える。


イギリス旅行を終えて

2010-07-15 | イギリス旅行

今日は、イギリス旅行を終えて、手荷物と思い出を整理した。

ワーズワースの有名な詩と、思い出を記録にとどめておこう


           

 

    I wandered lonley as a cloud
    That floats on high o'er vales and hills,
    When all at once I saw a crowd,
    A host,of golden daffodils;
    Beside the lake ,beneath the trees,
    Fluttering and dancing in the breeze.

(ワーズワース詩集) 

    Continuous as the stars that shine
    And twinkle on the milky way,
    They stretched in never-endig line
    Along the margin of a bay:
    Ten thousand saw I at a glance,
    Tossing their heads in sprightly dance.

(ナショナルトラストの帽子)


    The waves beside them danced;but they
    Out-did the sparkling waves in glee:
    A poet could not but be gay,
    In such a jocund company:
    I gazed -and gazed-but little thought
    What wealth the show to me had brought

 

(キューガーデンの手袋)

    For oft, when on my couch I lie
    In vacant or in pensive mood,
    They flash upon that inward eye
    Which is the bliss of solitude;
    And then my heart with pleasure fills,
    And dances with the daffodils.
   
    
                        William  Wordsworth
                                (1770-1850) 

 (グラスミアのクラフト展で買ったアヒルと湖水地方の地図)

     Daffodils

ドーハから関空へ

2010-07-14 | イギリス旅行

ドーハを飛び立ってから、また機内食が出される。飛行機の中での楽しみは、ほとんど食べることしかない。また、飲み物の注文を聞いてくれるので、迷わずビールにした。出てくるビールは日本のビールに変わった。

うとうとしていたら、飛行機は中国を抜け黄海に入ってきた。そこでまた機内食となる。これは昼食なのかな。主食はカレーライスで、それに、そうめんと巻き寿司1個が付いていた。こういう機内食が出てくると、乗客に日本が近づいてきたという気持ちにさせてくれる。

スクリーンには、ついに大阪の文字が出てきた。出雲あたりで機内放送が入り、只今から着陸体制にはいるのでシートベルトを着用するようにとのことだ。

そうこうしているうちに、実に静かに関空に着陸した。日本時間で午後4時だ。外は雨が降っている。そうだ、日本では梅雨だったんだ。関空の外貨交換所でレートを見ると£=150円だった。ポンドに変えた時は£=142円だったのでその後大分円安になった。

関空からはJRはるかに乗る。列車は、空いていた。天王寺に着くと、夕食に、お寿司と冷やしうどん、それに白菜の漬物、冷ややっこを買う。


家へ帰り着き、無事帰国したことを祝して乾杯とする。


ロンドン市内で買い物、帰国

2010-07-13 | イギリス旅行

今日は、いよいよ日本に帰国する日だ。ホテルの窓からのロンドンの景色を見る。これも今日で見納めだ。


朝食は、来た時と同じ、コンチネンタル方式。入り口で受け付けの男性にコンチネンタルだから、食べることができるのは、パン、シリアル、コーヒーまたは紅茶だけだから、間違わないようにとの説明を受ける。もうフルイングリッシュは、食べたくはなくなったので、何とも思わない。

朝食後、チェックアウトの支払いを済まし、荷物を預けてホテルを出る。向かいが公園になっていて、通り過ぎると、何故か、ガンジーの像が置かれている。

ラッセル・スクエア駅から地下鉄にに乗り、トテナム・コート駅で下車。そこから
オックスフォード・サーカスまで歩く。賑やかな通りだ。みやげ物店やカジュアルファッションの店が軒を連ねている。アダムとイブコートという表示の前の店で、Tシャツを買う。

見歩いていると、「わさび」という日本料理のテイクアウト店があった。握り鮨が棚に奇麗に並べられている。流行っているようだ。

時間が無くなったので、ホテルに荷物を取りに帰る。ヒースロー空港に着いたのは、1時30分を回っていた。先に搭乗手続きを済ましてから、簡単に昼食を食べる。

食べていると、表示が、BordingからClosingに変わったので慌てて店を出る。カタール航空便の搭乗は42番Gateでこれがものすごく遠い。ようやく着くと待合室は人が溢れていた。

見ていると、Firstクラスの乗客が搭乗するまでは、エコノミーは絶対に乗せないという方針のようだ。それがFirstクラスの人が来ないのでひとしきり待たされることになり、結局、1時間ほど遅れてTakeOffとなった。

機内食が出てきて、飲み物を聞かれたので喜んでハイネケンを注文する。

午後10時(イギリス時間)、ドーハに着く。乗り継ぎのため機外に出るが、猛烈に暑い。あの感じでは36度とかそんな温度ではなかろう。

乗り継ぎ便の搭乗口Gate着くと、管内放送がされていて、どうも、私たちの名前を呼んでいるようだ。係員に聞くと、早く手続きをしてくださいと、ものすごく、あわてた雰囲気だ。関空便は既に大方の乗客が搭乗しており、残るのは私たち数人だけということが分かった。

ようやく乗り継ぎ便に搭乗すると、この便は全日空との共同運営のようだ。機内では日本語でアナウンスがされる。


ロンドンへ、キューガーデンを訪れる

2010-07-12 | イギリス旅行

いよいよ、ロンドンへ帰る日が来た。バスの時間を確認すると、8時10分発だ。悪いが、朝食を7時45分に早めてもらう。昨夜、B&Bのオーナーは、もし時間が間に合わないようなら、バス停まで、車で送りますよ、といってくれていた。
実際、朝食が終わると8時を少し回っている。オーナーが手回しよく、重いスーツケースを車に積んでいただいたので、時間通りバス停に着くことができた。


そこでオーナーにお礼を言い別れる。バスは遅れてやってきた。月曜の朝なので、学生が多い。それも、学校の中まで生徒を送って行ったのには驚いた。
ウインダミアにはほぼ時間通りに着く。

ロンドン行きは一人£82だった。列車は、ケンダル(おちゃさんから、できれば立ち寄って紅茶を飲んでくださいと言っていたが)を通過した。

オクセンホルムで乗り換えの列車を待っていると、ロンドン行きの列車がやってきた。

どこでもいいかと乗り込むと、すべての席に食事の用意がセットされていて、しかも座席の幅が広い。これは少しおかしいなと思って、よく見てみると、そこはファーストクラスの車両だ。これはヤバイと車両を移動するのだが、ごろごろとスーツケースを引きながら通られたのでは、さぞやファーストクラスの客も迷惑だったであろう。
やっと、普通車両に着いて座る。ところが荷物の置き場所に困り、最初は座席に置いていたが、だんだん混んできたので、荷物置き場にぎゅうぎゅう詰めてみると、うまくはまったのでほっとする。大きなスーツケースは良し悪しだ。


3時間少しでロンドンユーストン駅に着いた。ユーストン駅は新しい。ここでも改札口はなかった。ホテルは、そこから歩いて10分くらいのところにあったので助かる。


ホテルの受付でアクシダントが起こった。予約確認書を提出したのに、名前がないというのだ。受付の女性がいろいろな方面に、電話をかけて確認しているが、どうも私たちの予約が入っていないとの返事ばかりのようだ。


挙句には、いつ予約しましたか、などと聞かれる始末だ。ずーと前の5月だと、答える。向こうも処理に困っているようだが、まさか私たちを追い払うことはできないので、なんとなく、しぶしぶの雰囲気で、「このペーパーに名前を書いてください」と、言い出した。私は、「何でこれだけ時間をかけねばならないの」ときつくいうと、「名前がない」の一点張りだが、私の怒りにも気がついたのであろうか、対応がだいぶ柔らかくなった。やれやれである。


荷物をホテルに預けて、今日の午後は、キューガーデンに行くことにする。その前に昼食をとろうと考えて歩いていると、丁度そのとき、ビルの下が中華料理店だったので、早いほうがいいと、ここで食べようということになった。


先日のテイクアウトで懲りたので、わかりやすいチャーハンと麻婆豆腐にする。味は、まあまあで、さすがロンドンの中華料理はおいしいという噂は違わなかった。
ピカデリーサーカス・ラインに乗って、ハマースミスでデストリクト・ラインに乗り換え、キュー・ガーデンズ駅で下車。歩いて5.6分ぐらいのところだ。


キューガーデンの中は、本当に広い。大英帝国が、その力にまかせて全世界から集めるだけ集めた植物が、所狭しと植えられている。
最初、西側から回りだした。このエリアは、樹木のエリアだ。ありとあらゆる樹木が集まっている。しかも、植えられてから、相当の時間が経っているのでいずれの樹木も巨木となっている。ハクウンボクによく似た木が花を咲かせているが、その大きさたるや、びっくりするぐらいに大きい。


ところどころに、巨大に温室があり、そこには熱帯植物や古代の植物が育てられている。あるいは、栗の巨木のあるところでは、30メートルぐらいの回廊が設けられていた。

少し歩いていくと、樹木の間から不思議なものが見えたので、近寄ってみると孔雀だった。


中央の温室とその前の空間、池と噴水が美しい風景を形作っている。西側はバラ園になっていた。さぞや満開のときは圧倒されるであろう、が、今日は、半分以上のバラが散ってしまっていて、残念だった。そこを通って、東、北側を回る。赤茶色のレンガの壁で仕切られているエリアには、さまざまは花が植えられている。壁には、各種のクライミング植物が壁に沿って登っている。


更に北に行くと、ロックガーデンがあったり、砂漠植物が植えられていたり、あるいはグラス類ばかりが集められていたりと、本当に見飽きることがない、全部を見ることすら不可能なぐらいの植物園だ。これが、イギリス王室の名前で、市民に提供されている。どこの国とはいわないが、大きな違いを感じた。


6時を回ったので、植物園を出る。来た道を帰り、夕食を食べに、レスタースクウエアで下車する。出てみると、びっくりするほどの人手だ。今夜は、せっかくだから本格的なイギリス料理のレストラン「IVY」に行こうと思う。ガイドブックには、予約したほうがいい、と書いているが、しなければならないとは書いていなかったので、何とかなる、との思いで、探していってみると。ディナーはできませんと、体よく断られた。


仕方がないので、西側のチャイナタウンに続く道を歩く。入りやすそうな中華料理店が軒並みに並び、店先で、飲んでいる人が多い。それなら、イギリス料理にこだわることはない、中華料理でいこう、と芸のない判断に傾いた。近くの店に入り、中華丼とビールを頼む。イギリス最後の夕食が妙に、つまらないものになってしまった。しかし、あの人通りの中を歩くのも、しんどいのでやむをえない。中華丼は、薄味で、実においしかった。それならと、食べやすそうな、焼きビーフンを追加する。

これも、ピリッとしたいい味だった。店を出てから、中華街の中に入っていくと、角の店で、餃子という文字が目に飛び込んできたので、入ってみる。どうも焼き餃子がありそうだが、はっきりはしない。

注文して待つこと10分、出てきた餃子は、水餃子で、非常に分厚い皮だ。ビールを注文すると、ここではアルコールは出さないとの返事。拍子抜けしたが、取り合えず、分厚い水餃子を食べて店を出る。しばらくいくと、今度は「TOKYO」という文字が飛び込んできた。

これは、と思って覗くと、すし屋さんだ。残念!、もうお腹がいっぱいで食べることなどできない。まあ、寿司は日本に帰れば、いくらでもおいしいところがあるので、惜しがる事もないだろう。


こうして、ロンドン最後の期待していた夕食は、実にあっけないもので、終わりになった。くたくたになったのでホテルに帰るとすぐにダウンした。