フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

すがすがしい秋の一日

2010-09-25 | フルート

今朝の外気温は7度、室温16度、湿度55%。
空は曇っていて、少し風が吹いている。8時前には、弱い雨が降り出した。天気予報では今日は晴れとのことだったのでおかしいなと思っていると、直ぐに天候は良くなってきた。

朝食後、庭を散歩する。このところ、栗のイガの落ちているのをよく見かけるようになった。今朝も、良く実った栗の実を拾うことができた。北側入り口付近の草や、水路脇の草を刈っているうちに、午前中は終わってしまった。


昼食は、名古屋名物味噌煮込みうどんを食べる。先日頂いたミョウガの味噌漬けは少し苦味があっておいしい。

午後は、ゆっくりとフルート練習をする。ロングトーンを丁寧に吹く。フルートの構え、バランス、下唇への当てる位置、力を抜く、お腹で音を支えるなどを注意する。
「毎日の練習」NO1はテンポ50、パターン3でやる。ゆっくり吹くと、高音部の音が悪いのがよくわかる。NO7の運指練習はパターン10、これはすべてスタッカートなので、意外とやりやすい。NO8のアルペジオもパターン10でやった。

アルテ16課の1の曲を何度か繰り返す。特に難しいところはなさそうだが、高音のD♯、Eの音が悪い。

次は八ヶ岳フルートサンサンブルの「カルメン」の前奏曲を何度か繰り返した。スタッカートとトリルが難題だ。なかなか安定した音が出ないのが問題だ。後は、運指が難しいところを練習した。3時過ぎころから、空は抜けるような青空に変わった。八ヶ岳の写真を撮りたくなったので、フルートの練習を終了。

 

南アルプスは八ヶ岳が実にくっきりと見えることができた。ススキの穂が美しく垂れ、ナナカマドの実がやや赤くなってきた。4時過ぎになると日が西に傾き、木漏れ日が美しい。

5時に、八ヶ岳フルートアンサンブルに出かける。八ヶ岳に向かって走ると赤岳が堂々そびえていて美しい。原村中央公民館まで、ほぼ50キロ、約1時間のドライブだ。

八ヶ岳フルートアンサンブルへの参加は、9月で今日が最初だ。今月の土曜日は色々日程があって中なか都合がつかなかった。今日は先生がお休みなので、自主練習になった。まずやったのは「What's new」というボサノバのリズムのジャズだ。今日初めて楽譜を頂いて初見で演奏する。リズム感が悪いのでついていくのに苦労した。このリズムに慣れるのには相当練習する必要がある感じだ。

次は、上級者と初級・中級者に分かれて練習した。上級者の方たちが別の部屋で、何か違う曲を練習するらしい。残された私を含めた初中級グループは、「カルメン」の「4 Seguidilla」をやった。その後、上級者の方たちも戻ってきて、一緒に、「4 Seguidilla」「5 Zwishenspiel」の2曲をやった。
「5 Zwishenspiel」は最初に先生から1オクターブ上げて演奏するようにとの指示があったので、その通りやっているのだが、「あれっ?」、1オクターブ上げて吹いているのは私だけだった。その後、先生の指示が変わったのかもしれない。

8時練習終了。6時きっかりに始まり、8時に終わると、皆さん飛ぶように帰宅するので、ほとんど話する時間がないのは少し残念だ。他の方々は、お知り合いのようなので、あまりそんな必要は感じないのだろうか。

清里に向けて走ると、満月に近い月が煌々とあたりを照らして、八ヶ岳が明るい。また50キロの道を走って、9時アダージョの森に帰りついた。


夕食の野菜天ぷらが美味しい。すきっ腹に銀河ビールが沁みわたった。


庭訪問

2010-09-24 | 庭探訪

今日の明け方に目覚めると、窓のカーテンが縞模様になっていた。何かなと思って
外を見ると、月が煌々と照っていた。

起きてみると、気温がかなり低くなっている。外気温は9度、室温17度、湿度56%だ。

朝食は、身体が温まる熱々の雑炊とシシャモを食べる。


朝食後、早速、畑出る。昨日の暴風雨で苗が弱っていないか調べてみたが、特に問題はなかった。今日も、ナスビ、オクラ、シシトウ、バジルなどを収穫した。途中で雨が降り出したので部屋に戻る。しばらくすると雨がやんだので、もう一度庭に出て作業をする。



 

昼からはフルート練習だ。まずはロングトーン。力を抜き、下腹で支えて音を出す。次に「毎日の練習」NO1はテンポ50でゆっくり音を響かせる。NO7の運指練習はパターン9でやる。これは苦手なパターンなので遅いテンポで確実にやる。NO9のアルペジオもパターン9でやった。

次は、アルテ16課の1を何度か練習する。高音のD♯やEの音が悪い。C♯の音程が悪いのがよくわかった。その後「名曲31」から、フォーレ、シチリアーノをやっておく。最後に、バッハの3曲を軽く吹いて、今日の練習を終える。


今日は、昨日一緒にバーベキューをしたSさんの紹介で、近くにお住まいの方の庭を訪問することになっている。そこは公道沿いなので、私も外からは何度か見ていたが、中に入って庭を見せていただいたのは今日が初めてだ。

庭には広い芝生が貼られていて、その周辺が花壇になっている。バラ、宿根草の種類が個人の庭にしては、びっくりするほど多い。樹木も美しく配置されている。庭のデザインがいい。それもそのはずで、プロの園芸師が日常的に手入れしているのだ。それでも今年の暑さで大分庭の植物が弱っているそうだ。

庭を見学させていただいてからお話をした。話が弾んだので、お開きになったのは、外がすっかり暗くなってしまってからだった。

家に帰り室温を見ると17度だ。かなり冷える。夕食は具沢山の野菜ラーメンにしよう。そろそろ、薪ストーブの用意をしなければならないか。

 


地元の方とのバーベキュー

2010-09-23 | 人々との交流

今日は朝から雨が降っている。外気温17度、室温22度、湿度69%。

10時頃には外は真っ暗になって猛烈な風雨になった。昨日植え付けた花たちは、大丈夫だろうか。雷が鳴りだして、ネットの無線機能も作動しなくなった。

こうなれば、フルートを吹くしかないか。昨日のレッスン内容を思い出して練習を始める。まずはゆったりとロングトーンを出す。音を響かせ、芯のある音が出るように気持ちを込める。

次は「毎日の練習」NO1。これはテンポを50に落として、自分が鳴らしている音によく耳を傾ける。指の回り具合より音の響きを大切にする。ブレスの音を立てず、指を持ち上げないよう、自己をコントロールする。そうすると、改めて、高音がいかに鳴っていないかよくわかった。息のスピードを強めなければならないが、強いだけでは、雑音も多くなってしまう。息を吹き込むポイントがずれているのであろう。

次は、NO7の運指練習。パターン8。これも慌てず、指の力を抜いて、音の響きに気を付けて練習する。NO8のアルペジオもパターン8でやる。これも音の響きに気を付けてやろう。テンポは後の話だ。

次にエチュード「アルテ2巻」第16課をやる。1から3までの曲を全てやった。演奏が困難と言う部分はないが、つかえずに演奏することが大事だ。これもテンポを落とそう。その後「名曲31」からフォーレのシチリアーノをやる。レッスンでの指摘を思い出して、タイの伸ばしの音価をきっちり数える、低音のテヌートを何度も練習した。妻から「昼ごはん、できましたよ!」と呼ばれ、午前中の練習はこれで終わりとする。

昼食後もフルート練習だ。この時間はレッスンとは離れて、自分の課題をやる。まずは「ロマンティック・エチュード」のNO16だが、これがなかなか手ごわい。今日からテンポを72に落としてやることにする。中間部の運指がどうも上手くいかないのと、高音のF♯がきっちりならないのが問題だ。
バッハのポロネーズは、またまた元に戻っていた。doubleの運指を繰り返す。やはり指に力が入るのと、フルートの支えが悪いのでぐらつくのが問題だ。メヌエットは情感が足りない。パディヌリも、テンポを落としてきっちり吹くことを心がけた。
後は、「名曲31」の中からアトランダムに選んで吹いてみる。「春の歌」「アルルの女」をやった。今日は夕方から地元の方たちと焼き肉パーティをやる予定になっているので、練習はこのあたりでやめる。

バーベキューを屋外でやろうと思っていたのだが、あいにくの雨なので室内で、ホットプレートでやることになった。4時に、地元のAさん、Sさんご夫婦が、肉類、野菜をいっぱい持って訪れてきてくれた。全部で3家族6人だ。テーブルの上に所狭しと、牛肉、野菜、飲み物が並び終わると、「乾杯!」だ。

それからは、飲み放題、食べ放題、楽しい語らいの時間だった。Aさんは、これからは、蕎麦を刈り、磨き、石を取り除く作業で大変忙しいとのことだ。この取り入れた「蕎麦を磨く」というのは、専用の機械を使って、文字通り、蕎麦のモミに着いているホコリを落とすことだそうだ。それを、冷蔵庫で保存しておくと、いつでも新鮮な蕎麦粉を挽くことができる、とのことだ。

収穫した蕎麦は10月の10日の「新そば祭り」で出されることになっている。新そばが待ち遠しい。話が弾んで、2時間ほどで終わるはずだッたのが8時過ぎまでやって、お開きとなった。

今日も「少し」飲みすぎたかな。


趣味悠々の一日

2010-09-22 | 趣味

今日は、やや雲が多いもののまずまずの天気だ。外気温18度、室温22度、湿度56%で、やや暑い。

朝食は、畑で獲れたオクラや間引きした大根の葉の和え物などを食べる。

天気予報では、明日は雨になるということなので、今日はガーデニングをしっかりやっておこう。9時から庭作業を始める。私は、買ってきた苗の植え付け、妻は、花壇周りの整理という役割分担だ。一緒の所で作業しないと、自分の思い通りにやることができていい。12時過ぎまで、休みなく動き回って、ようやく全ての苗を植え付けて作業終了だ。(「ガーデニングの愉しみ」を参照してください)

シャワーで汗を流し、簡単な昼食を食べる。今日の午後は、夫婦揃って「趣味悠々」の世界に入るので、時間がなくなってきた。

妻は、今日から、かねてからやってみたいと言っていた陶芸教室に行き、時を合せて、私も八ヶ岳でフルートレッスンを受けることになった。趣味悠々の同時進行だ。

午後1時過ぎに家を出て、妻を高根町村山の近くにある陶芸工房へ送る。陶芸教室の時間は1時30分から4時頃まで。私は、その間、明野町にあるフルート教室に行くという段取りだ。私のレッスン時間は2時から2時50分までとなっている。

茅が岳の南斜面にある明野町は、本当に見晴らしのいいところで、フルートレッスン教室は、正面に南アルプスがど~んと見渡せるところにある。思ったほども時間がかからず、1時45分ころに着いたので、少し音出しをさせていただいた。

さて、レッスン第1日目である。まず、私のこれまでの練習内容を伝えた。それでは「タファネル・ゴーベルの毎日の練習」NO1をやって下さい、と言われて、何時もの通りテンポ92でやる。それを聞いていた先生から、もう少し音を響かせて下さいとの指摘を受ける。指使いよりも音が大事なので、テンポは50に落とすこと、簡単なスケールだが、高音部で盛り上がりを作り音楽的に吹くこと、最初と最後は音を伸ばして吹き、芯のある音を出すこと。運指のややこしいところは、テンポを落としてできるようになってから、テンポを速めること。Cisの音をよく聞くこと。などなどの指摘。

次は曲の練習だが、なんでもいいですよ、と言うことなので「名曲31選」から選んで練習し自分のレパートリーにしていきたい、と私の意向を伝えた。分かりましたということで、1曲目ののフォーレ「シチリアーノ」をやる。タイのある音符のリズムが悪いのでタイを取って演奏する、ダイナミズムをしっかりつける、フォルテだからと言って力を入れ過ぎない、低音部はテヌートをしっかり取ってと音を出す、その後は1小節内に収め、次の小節の頭の拍を揃えること、などなど。

最後に、エチュードをどうするか。先生から「モイーズのエチュード 24の旋律的小練習曲と変奏(初級)」を吹いていただいた。一つ一つの曲はやさしいが、音楽的表現に気を付けて演奏することの大事さが学べるということだった。

私は、大昔に買ったアルテの2巻をもっているので、それをやりたいというと、「少し忍耐力がいりますね」と笑ってられた。ネットでフルート関係のブログなどを読むと、「アルテ2巻」の話がよくでてくるので、やはり登竜門かなとも思うので、「アルテ2巻」をやってみたいと言った。
それではということで、先生から「第16課の1」を演奏して頂く。16課の課題はメゾスタッカートの演奏の仕方だ。次回は、この曲を練習していくことになった。今後の練習日程を確認し、第1回目の練習は無事終わった。

フルートの練習を終えて、陶芸教室へ妻を迎えに行く。一つ目のお茶碗の制作が終わり二つ目を制作中だった。初めてにしては良くできています、と先生から褒められていた。私が着いたのは、3時30分前で4時までやりたかったようだが、一緒に買い物に行くことになっていたので、切りのいいところで終わらせていただいた。

陶芸教室には他に2人の女性が来ていて、一人の方から畑で獲れたミョウガを袋一杯貰った。さて、何をしていただこうかな。

アダージョの森に帰り、早速夕食の準備に取り掛かる。朝から身体を動かしたので、かなりお腹が空いている。こんな時は、簡単に作ることができるカレーライスがいい。畑で獲れたズッキーニ、ナス、シシトウなどをオリーブオイルで軽く炒めてトッピングとしよう。具沢山のカレーは、「土の香り」がしてほのかに甘く、激辛で、ビールとの相性は抜群だった。


栗拾いはまだ早かった

2010-09-21 | 八ヶ岳

朝起きてみると八ヶ岳にかかる雲が赤く染まっていた。外気温は17度で、少し高いか。室温20度、湿度62%。風がやや、強く吹いている。

朝食後散歩すると、風が強かったからであろうか、緑色のイガ栗がそこここに落ちている。妻は喜んで、栗を拾い集めた。

中には、口がパックリ開いて栗の実が見えるものもあるし、既に何者かに食べられてしまって、実がなくなっているものもある。

収穫した緑色の栗のイガを鋏で開けてみると、「あれー」実は熟していないではないか、残念。まだ栗の実が熟すのには少し早いか。

その後庭作業を行う。庭の中にもクズがはびこってきてるので、元をたどり根を掘り起こすが、いくら掘ってもなかなか掘りだすことができない。仕方がないので、のこぎりでクズの根を切ることにした。いやになるほど手間取る作業だ。
次は。、植木鉢に植えていたムラサキシキブを南側の水路近くに植え付けた。ここまでやると、ほぼ12時になったので今日の庭作業を終えることにする。

今日は、かなり蒸し暑く、汗だくだくになった。昼食は、暑いときの定番でそうめんにする。畑で獲れたナスビの糠漬けを添え、ショウガを変えて食べると、のど越しが最高だ。

昼からは、フルートの練習を行う。今日は時間があるので、きっちりやろう。まずは、ロングトーン。ゆっくりと、力を抜き、音を響かせる。まあまあの音かな。「毎日の練習」NO1はパターン10.すべてスタッカートで、このパターンも大分慣れてきた。
NO7の運指練習とNO8のアルペジオはパターン7でやる。運指がややこしいのでこれはゆっくりやろう。次は「ロマンティック・エチュード」NO16.これも、また元に戻っていたので、やり直す。いつまでも、終了しない。

今日からエチュード練習にアルテ2巻を付け加えよう。第16課の曲を吹き流がした。やってみると、若い時にこの曲をやった時のことを思い出した。
次はバッハだ。これも、ポロネーズのdoubleの練習にほとんどの時間を使った。パディヌリは今日も面白かった。その後、八ヶ岳フルートアンサンブルの「カルメン」をやる。ほとんど第1楽章の練習で終わってしまった。
最後に、「名曲31選」からフォーレのシチリアーノを楽しんで、今日のフルート練習を終えた。

夕方、1時間ほど、アダージョの森を散歩する。木々が、やや、色づいてきたかな、という感じだ。

夕食は、畑で獲れたバジル、ズッキーニ、ナスビ、シシトウを使って、鶏肉の香草焼きとシシトウのベーコンチーズばさみだ。バジルの味と香りが効いて、これはなかなかいける。