フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

フルートレッスンで麓に下りる

2012-04-18 | フルート

いい天気になった。山々がよく見える。外気温は0度、室温14度、湿度25%。このところアカゲラ君がよくやってくるようになった。アカゲラがいる間は、カワラヒワやヤマガラは近くに寄ってこない。

庭のカタクリが次々と花を咲かせている。ざっと数えると100株ほどある。ほんのりとピンク色に染めている。
あたり一面にカタクリが咲くようになるにはどれだけの年を重ねねばならないのであろうか。焦ることもないが
楽しみである。


今日はフルートレッスンがあるので、麓に下りる。「南清里道の駅」の名物鯉のぼりが元気よく泳いでいる。

更に下の方は桜が満開になってきている。いい撮影ポイントを探しているうちに、明野の「ちゃみたくハウス」についてしまった。今日もTOM君がにこにこと迎えに出てきてくれた。もう「私より食べる量が多くなって」とチャミさんが喜んでいた。

さてレッスンだが、アルテ24課の「ターン」。基本パターンの運指が上手くいかないので、再度練習していくことになった。練習曲1は、ターンのパターンが変わるのと運指がややこしいのでなかなかリズムに乗れない。それでも先生と二重奏を1回やっていただいた。 次の練習曲2は、ターンが更に複雑になる。先生に吹いていただいたが、なかなかの難曲である。

レッスンが終わってから、久しぶりに「○○春ハーブガーデン」に寄る。特に気を惹く苗は無かった。白州道の駅に寄る、山野草コーナーで「オキナグサ」と「ミヤマサクラソウ」があったので、買っておく。続いて「○○花壇」に寄る。素晴らしいアカヤシオが並んでいたが、既に売約済だった。「スーパーサガエ」と名付けられたギボウシが気になったので買った。ギボウシは、どこにあっても形をなし、しかも手間いらず、寒さに強いので我が庭には最適だ。
続いてJマートに行く。35センチのチェーンソーが壊れたので、新しいのを探す。リョービのチェーンソーがコストパフォーマンスが良さそうだ。店員さんに聞くと「リョービさんは取り扱っているので修理も早い」とのこと。もう少し研究してみよう。その後は、「きらら」で1週間分の食材の買い出しをする。一人でも食料品は意外と嵩張るものだ。 


STIHLチェーンソー登場

2012-04-17 | ガーデニング

今朝は青空が見えるもののやや雲の多い空模様だ。外気温2度、室温16度、湿度25%。
バッハのフルートソナタを聴きながらコーヒーを飲む。ぼやっと庭の様子を眺めているのがいい。

午前中は、フルートの練習をしておこう。早いものでもう明日はレッスンの日だ。アルテ24課のターンの練習曲がなかなかできない。無理に運指を複雑にしたような曲なので困る。その後、「アルルの女 メヌエット」バッハ「ポロネーズ・メヌエット・パディヌリ」を楽しむ。

昼から庭作業を始めようとすると、雨が降りだした。しばらく様子をみていると雨が止んだ。それではと、チェーンソーで北側の樹木を切っていると、突然スイッチが壊れてしまった。と言うことは、エンジンが切れないということになる。燃料を満タンにしたところなので、これが無くなるまで、チェーンが動き続けるということか。仕方がないので、そのあたりに倒れている、伐採木を薪ストーブ用に40センチにカットしたり、細い樹木を切ったりと、作業し続ける。日が射してきて少し汗ばんできた頃、エンジンが止まった。やれやれである。壊れたのはHITACHIのバーの長さ35センチCE35、7,8年は使ってきたかな。軽くて実に使いやすいやつだ。

小休止してから、チェンソーをSTIHLのバー長40センチ(MS230C)に代える。しばらく使っていなかったのでエンジンの始動に手間取った。試し切りしてみると、文句なしの切れ味だ。エンジン音も軽快だ。久しぶりのSTIHLの出番なので、少し大きい木を伐採したくなった。北側に15、6メートルほどのコナラが生えているのでそれを伐採しよう。
問題は、南側が車庫の屋根になっているので、間違っても南側に倒してはならないということ。丁度、西側にもう1本コナラがあるので、それにもたれかけるように倒せば反動も少なくて済む。どうなるかわからないが、「エイヤー」でやってみる。まずは西側に受け口を切り、東側から追い込んでいく。ツルを残して上手く隣のコナラの山側(北側)に倒れ架かってくれた。

後はこれを、適当な長さにカットしていく。とても人の力で動かせるような重さではないので、この作業もなかなか面倒だ。

その後、枝の処理を終えると、4時半を回っていた。これで今日の作業は終えておこう。

今日の夕食は、カツ丼、とろとろ卵の大盛りと粕汁を作る。小芋、大根、ニンジンなど具沢山の粕汁は、ほんのり酒の香りがして、いたく食欲をそそってくれる。身体を動かした後なので、ついつい食べ過ぎてしまった。


林望謹訳源氏物語 第3巻 読み終える

2012-04-16 | 濫読

朝起きてみると、森は一面の霧に覆われている。外気温2度、風はない。

朝食後、読みかけになっている、林望謹訳「源氏物語 3巻」を読み終えた。

「須磨」「明石」、源氏が位爵を剥奪されて「須磨」にわたる。「明石」で明石の入道の娘と親しくなり、「明石の君」との間、娘が生まれる。「澪標」、朱雀帝が譲位することになり、源氏が復権し、内大臣に上り詰める。源氏はまだ28歳だ。そのとき、親しくしていた六条御息所が亡くなった。伊勢の斎宮を務めていた、彼女の娘が、その葬儀に際して、源氏に返した歌。

 「 消えがてにふるぞ悲しきかきくらし
      わが身それとも思えぬ世に 」

(林望訳 この雪の降る日に、わが身だけは霙のように消えはてもせずに、ただ世に古るばかりなのが悲しくて、涙にかきくれて過ごしておりますと、もう私の身ながら、わが身とも思えぬほど、辛い世の中でございます)

「蓬生」、久しぶりに据摘花の荒れ果てた屋敷を訪れる。「関屋」、源氏が、(復権してい)須磨の願立てが叶ったことの礼参りに石山寺を訪れた際、逢坂の関で、かつての空蝉に出会う。夫、常陸の宮が亡くなり空蝉は尼となる。

 「絵合」、朱雀院の上皇御所で、左右二手に分かれて、絵物語を競う、「伊勢物語」なども出てくるが、最後に、源氏が描いた「須磨」の絵巻物が出され、その類まれのない美しさで、他を圧倒し左方が勝つ。
朱雀院(34歳)が、前伊勢の斎宮(22歳)を慕う。時に冷泉帝は13歳。源氏は、その冷泉帝に前伊勢の斎宮を入内させた。

「松風」、源氏は二条に東院を建て、そこに、これまで源氏が情をかけた女性たちを一堂に集めて暮らさせる。まず、花散里を引き移らせる。明石の入道は桂の近くに別邸(大井の邸)を建て、そこに明石の君とその姫君、母親を住まわせ、一人明石に残る。源氏も嵯峨野に御堂を建立し、そこからこの大井の邸に通う。

ここまで読んでくると、源氏物語の世界にかなり入ってきたかな。複雑な人間関係や、源氏の色好みにも、だいぶん慣れてきた感じだ。


 


隣村の音楽会に参加した

2012-04-15 | フルート

今朝は大分冷え込んでいる。昨日降った雨がデッキの上で氷になっていた。

朝から隣村で音楽会があるので出かける。地元の女性会の方たちが、コーラス活動をされていて、今日は練習日にあたる。たまたまそれに合わせて、昨年秋、ご一緒した「どろなわ楽団」(ギター、リコーダー、コーラスグループ)の方たちも参加することになった。山栗さんもフルートで参加してください、とお誘いを受けたので出かけることになった。

村の公民館に三々五々、地元の方たちが集まってきた。前の黒板には、今日皆で歌う歌の題名が書かれている。

ギターとリコーダーで以前加藤登紀子が歌った「灰色の瞳」。ボリビアの歌だ。後、私は、コーラスの女性メンバーと「夜明けのスキャット」を演奏した。1番を私がフルートで演奏し、2番は、「スキャット」だ。続いて、フルートの二重奏で「峠の我が家」を演奏する。その後、リコーダー仲間のFさんとKさんがリコーダー二重奏で「岬めぐり」を演奏した。

その後、コーラスでハウルの動く城から「世界の約束」、ハーモニーがとっても美しかった。

その後、地元の女性会の方々の歌の会となる。前の黒板に書いている歌から希望曲を募り、希望の多い曲から順次歌っていた。「北国の春」「朧月夜」「いつでも夢を」「上を向いて歩こう」など。楽しく、素朴な音楽会は、予定の11時30分にお開きとなった。

音楽会が終わってから、アダージョの森に戻ってきた。やや曇り空だが、暖かいので、庭作業をやろう。カタクリが一段と咲き誇ってきた。花が小さいので派手さはないが、競って咲いてくれると嬉しいものだ。

畑へ通う道の上で倒れかかっているヤマザクラを伐採した。作業をしていると、用水管理の軽トラがやってきて、「よくなってきましたね」と声をかけてくれた。地元の方は、あまり関心をもっていないかな思っていたが、そうでもなさそうだ。それを思うと、庭作業も楽しくなってくるというものだ。夕方までやって、部屋に戻った。


カタクリが咲いた

2012-04-12 | ガーデニング

昨日からの雨も上がり、今日はスッキリしたいい天気になった。山々にかかっていた雲も、どんどん消えて行って、南アルプス、八ヶ岳の峰が白く輝いている。外気温3度、室温16度、湿度22%。寒くはないが、朝の習慣になってしまったので、先ずは薪ストーブを焚こう。午前中は、部屋でフルートの練習をする。

午後からは、ぐんぐん気温が上がってきた。作業着に着かえて庭に出る。昨日の雨で気がつかなかったが、今日、森の妖精カタクリが一斉に開花していた。今年の冬は冷え込みが厳しかったが、なんとかしのいで生き抜いてくれた。カタクリの開花をみると、春の訪れの喜びが実感として湧いてくる。

ダンコウバイも開花して、小さな花ながら、冬枯れの森の中に、そのあたりが、幕がかかったようにぼっと黄色く色づくのが何とも言えない。

今日も、樹木の伐採作業をやろう。大きく光をさえぎっているクリが3本、聳えるような高さで生えている。そのうちの一番大きいやつを、先ず伐採しよう。かなり大きく重いので、まともに倒れたら、付近に植えている、ブルーベリーやクラブアップルの苗をいっぺんに駄目にしてしまうので、なんとかソフトランディンするように慎重にチェーンソーで切っていく。上手く、南側の樹木に架かり、ゆっくり倒れてくれた。

それを丸太にカットし、細かい枝を落とす。続いて、ヤマザクラ、クマシデを伐採した。丸太を運び出して積み上げたり、細かい枝を整理したりしていると、夕暮れが近づいてきた。いつも通り身体もくたくたになったので庭作業を終える。

その後柴を集めたりしていたら5時過ぎになった。部屋に戻ると、室温は何と25度という暖かさだった。